2022 年 8 月 10 日 (水)
フィールドワーク二日目
2022年8月9日と10日、二日間にわたって、岩座神において 京都府立大学文学部歴史学科 によるフィールドワークが行なわれました。
公会堂の玄関です。いったい何足あるの? この日は、多可町地域おこし協力隊の橘さんも来てくれました。
二日目は、午前中は石垣の調査、午後はインタビューによる聞取り調査と五霊神社建築物調査です。
まずは、石垣調査の手順の説明。
公会堂の裏手で実際に石垣を見ながら、調査方法の再確認。
6班に分かれて石垣を一つずつ調査していきます。残念ながら、岩座神にある全ての石垣までは手が回らず、南側(標高が低い側)の半分ぐらいの調査になりました。
午後の聞取り調査の最初に、曳山車の見学をしました。
聞取り調査は、三つのグループに分かれて行なわれました。この写真は、主として農業についての調査。農会長が対応します。
台所で、食文化についての聞取り調査。女性二人にインタビューを受けてもらいました。
もう一つのグループは、お宮さんの拝殿を使って、文化一般についての調査でした。ごめん、写真を撮り損いました。村でボランティア・ガイドをしている安田さんに担当して貰いました。
インタビューの間、区有文書調査の続きもしています。一ページずつ写真に撮る地道な作業です。
五霊神社の棟札を調査しています。弘化年間に神社の改修を行なったことが分ります。大工さんは、ご近所の多田と棚釜から来ていました。
五霊神社の建築物の調査です。
「灯籠のこの石、上下さかさまに積んでありますよ」
「え? そうなんですか?」
「平らな方が上なんですが、下になっています。ときどきこういう間違いがあるんですよね」
「はあ、そう言えばそうですね」
「一度こわれた形跡があるから、地震か何かで倒れてしまって積み直した時に間違ったのかも知れませんね」