岩座神(いさりがみ)
岩座神(いさりがみ)は、兵庫県のちょうど真ん中あたり、北播磨の山奥に存在する小さな集落です。 日本棚田百選にも選ばれた美しい石積みの棚田の里です。
戸数わずか20にも満たない村で、高齢化も進み、一口で言えば、いわゆる限界集落(存続が危ぶまれる集落)です。
けれども、私たち岩座神の住民は、先人が守り伝えてくれた棚田を貴重な遺産であると認識し、 この自然と調和した生活環境を誇りに思っています。そして、これを大切に守って次の世代に引き渡すことが 私たちの責務であると考えて、行政・大学・ボランティア・都市部住民組織・NPO・企業などからの支援や協力を 積極的に受け入れながら、自分たちの知恵と労力を一所懸命に振り絞って、自律的な村作りの活動を展開してきました。
1997年に始めた棚田オーナー制度は2019(H31/R1)年度(第23期)を最後に休止しました。
しかし、棚田を守る取り組みはたった今も継続して進行中です。私たちは岩座神を「抵抗集落」と呼んでいます。
昨日の岩座神
ライブ・カメラ が撮影した昨日の岩座神です。
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棚田保全活動の歴史と現況、課題と展望
2022年8月24日に、岩座神公会堂において「令和4年度『つなぐ棚田遺産』認定地区との意見交換会」が開催されました。
出席者は、多可町役場産業振興課、近畿農政局兵庫県拠点、兵庫県加東農林振興事務所農政振興課、兵庫県農林水産部農地整備課農村計画班、公益社団法人ひょうご農林機構から合計8名、そして、岩座神集落から5名です。
岩座神集落は、この意見交換会を有意義なものとするために、住民の立場から棚田保全活動の歴史と現況をとりまとめ、直面している課題とそれに対する方策について考えるところを述べた文書を作成して、8月13日に前もって兵庫県および多可町役場に提示しました。
以下の PDF はそのときの文書です。岩座神と同じように高齢化と人口減少に悩む山間の集落の住民にとって何かの参考になること、また、今はまだ見も知らぬ支援者の目にとまることを期待して公開する次第です。
繰り返しや重複が多く、簡潔にまとまっているとは言えません。無駄に長い文書になってしまいましたが、言い残しが生じないように努めた結果ですので、ご容赦ください。
雪がちらつく岩座神を藤井さんと散歩
いつも岩座神を気にかけて下さっている藤井ひさゆき衆議院議員が、前触れも無く、突然 YouTuber 「デネブちゃんねる」さんたちを伴って岩座神を訪問されました。
せっかくだから絶景ポイントからビデオを撮って欲しいと案内していたら、雪がちらついてきました。

下記のリンクから、デネブちゃんねるさんの動画をご覧下さい。
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最終更新日 : 2022-06-08