岩座神の絵日記 2006年2月4日
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読み物
神様の正月(立春)
今日は立春の日。
ここ数日、暖かい日が続いていたのだが、昨日(節分)の夕方から少し雪が降った。
岩座神では、立春の日に「神様の正月」を祝う。
と言っても、五霊神社の御当人(おとうにん)でなければ、特に何をする訳でもない。昔は、各家でも神様の正月を祝っていたが、そういう風習はどこの家でも廃れてしまった。
朝の八時から準備にかかる。
冬場の仕事は、何は置いても、火を焚くことから始めるのが岩座神流だ。
(人間の)正月と同じように松を立てたり、注連飾を付けたり、境内を掃除したり、神前に餅と酒を供えたりする。
準備が出来たのが十時頃。
放っておくと誰も参拝に来ない。まあ、神様の正月というものは、その程度の行事になってしまっている訳だ。
たかひろさんが携帯電話で招集をかけて、半分強制的に参拝者を集めた。
焚火と酒と肴で参拝者をもてなす。めざしと餅を焚火で焼いたのが好評だった。
小一時間ばかり、うだうだと語る。火を囲んで飮み食いするというのは良いもんだな。
昼頃には天気もよくなってきた。ときおり木に積った雪が風に舞って、ちょっと綺麗だった。
千ヶ峰遠景
午後、「岩座神のカレンダー 平成十八年度版(2006年度版)」の編集会議があった。
岩座神棚田保全推進協議会は一昨年からカレンダーを作っている。これは、一月から始って十二月で終る普通のやつじゃなくて、四月から始って三月で終る年度カレンダーになっている。だから、今からでも間に合うのである。
この千ヶ峰の遠景は、そのカレンダーとは直接の関係はないが、編集長の依頼で町の方へ用事で出たときに撮ったもの。