棚田オーナー案山子祭
岩座神の夏の恒例行事、案山子祭。
案山子祭と言っても、中身は、オーナー田の施肥や草引き、マンネングサの挿し芽、アマゴつかみ、案山子作りと、いろいろと盛り沢山である。
去年の絵日記では、どの部分を紹介しようかと取捨選択に迷った挙げ句、15枚の写真を掲載して、案山子祭の全容をほぼもれなく記録した。案山子祭の内容は今年もそんなに変っていないので、今回の日記はちょっと手を抜く。詳しいことが知りたい人は、去年の絵日記を見てください(何じゃ、そりゃ)
2007-07-22 岩座神の絵日記 2007年7月22日
アマゴつかみの生簀を準備しているところ。
去年は水量が多すぎたため、川に生簀を作ることが出来ず、公会堂の駐車場にブルー・シートで臨時の生簀を作ったが、やっぱり、本当の川の方が良いね。
早く来たオーナーの人たちが手伝ってくれている。
午前中、棚田オーナーの人たちは、田圃に肥料を散布したり、草を引いたりする。
この肥料は穂肥(ほごえ)と言って、もうすぐ出て来る稲の穂の生育を助けるためのもの。稲の生育状態を見ながら与えないといけないので、区画によっては、担当のスタッフが施肥をすませているところもある。
施肥以外の作業としては、田圃の中に生えている稲以外の草を引き抜いたり、田圃の回りの草刈りをしたりである。
オーナー田の作業と並行して、マンネングサの挿し芽が行なわれる。作業の主体は、神戸大学からの学生ボランティアと、岩座神の年長者(何故か、老人会と言ってはいけないことになっている)。
こちらの方が時間がかかるので、田圃での作業を終えた棚田オーナーの人たちにも手伝ってもらった。
お昼前から、アマゴつかみ大会。
川に準備した天然の生簀に200匹近いアマゴを放して掴み取りする。
これはねえ、アマゴには気の毒だけれど、面白いですよ。
捕まえたアマゴは塩焼きにして食ってしまう。
うまい。冷たいビールがあれば、言うことなし。
昼食は、このアマゴの塩焼きとカレー・ライス。
午後は、のんびりと昼寝をしたり、持ってきた材料で案山子を作ったりする。
川に入って、まだ逃げ延びているアマゴを追いかけている人も沢山いた。
完成した案山子はオーナー田の区画に立てる。
2008-07-27 案山子のポートレート 2008