2008 年 1 月 20 日 (日)
岩座神の絵日記 2008年1月20日
蕎麦打ち大会
恒例の蕎麦打ち大会。
最初は、講師による手本の実演と講義。
蕎麦打ちで一番難しいのは、最初に蕎麦粉と水とを混ぜ合わせる作業だそうだ。これを「水回し」というのだが、この段階で間違えると、後はどうやっても上手く行かないとのこと。
見た目には、捏ねたり延したり切ったりする作業の方が熟練が必要で難しいように見えるが、そうじゃないんだと。
先生は1.5kgの蕎麦を打ったが、生徒は500gである。
蕎麦打ち台が少ない(三つだけ)ので、順番を待つ間に「水回し」と「捏ね」をやっておく。
先生(二人)はあっちを監督したり、こっちを手伝ったり、大忙しだ。
「きしめん」にならないように、細く均一に切る。
気を抜いてもいけないし、緊張しすぎてもいけない。
一定のリズムを刻むように、鼻歌を歌いながらやるのが良いそうだ。
公会堂の裏手に、臨時の釜場と食堂を設けている。
プロパンガスで釜に湯を沸かして、そこで蕎麦を茹でる。茹で上がった蕎麦は、ざるに取って、冷水で揉み洗いをして、ぬめりを取る。そして、もう一度、湯で温めてから、椀に入れて、具を乗せ、汁をかけて、出来上がり。
テントを張り、ブルー・シートで風をさえぎって作った「そば処 いさりがみ庵」。
メニューは、ざるそば、もりそば、かけそばの三種類。ちょっと嘘が混っているが、まあ、雰囲気だけはそれらしくということで。
ちなみに、メニューの板は、蕎麦の具に使った蒲鉾の裏板。