棚田オーナー稲刈り
朝の10時から、棚田オーナーの稲刈り。
のこぎり鎌を使って、手で刈る。
写真は、E区画。
この田圃は稲の倒れが比較的少ない。ローラーで均したように全面ぺったりと倒れている田圃もある。
刈った稲は藁で束ねて、稲木(いなき)に架けて天日干しにする。
稲の束ね方とか、稲木の組み方とかは、岩座神の年長の人達が指導をする。
一応、オーナー一組の受け持ち区画は決っているのだが、自分たちだけ終れば良いというのでなく、同じ田圃の仲間と協力して作業をしてもらう。
多少早い遅いが生じたが、どの田圃も、お昼までには稲刈りが終った。
棚田の集いの会場で昼食をとる。
ステージでは、棚田の集いの第二部で演奏を聞かせてくれるバンドがリハーサルをしている。
写真では見えないが、会場には、五目御飯、焼き蕎麦、飲物、わらび餅などを販売するテントも設営されている。
棚田の集い
午後一時から、棚田の集いが始る。
三年前までは、町(旧加美町)が主催する「棚田コンサート」だった。一昨年、町が主催者を降りて、予算的にも苦しくなったのだが、さあ、それでも無くするのは寂しいよなあ、という事で、岩座神棚田保存会が少し形を変えて行事を引き継いでいる。一昨年と去年は「棚田素人名人会」だったが、今年は「棚田の集い」だ。
第一部は、棚田オーナーの有志による歌や演奏や寸劇など。
写真は、棚田オーナー10年生(という事は、最初の年からずっと参加している)エスさんのグループ。
同じく古株の「オードブル」の面々。
♪鬼ぃーのパンツは虎の皮ぁー
♪つよいぞー、つよいぞー
♪五ねぇーん穿いても破れないー
♪つよいぞー、つよいぞー
あと二組、紅顔の少年たちの寸劇と、可憐な少女とその弟による漫談があって、とても良かったのだが、勿体ないのでここには載せない。
(じゃあ、この小父さんたちはどうなの、と言うと、まあ、その、もごもご……)
ちなみに、ステージの下でビデオ・カメラを担いでいるのは、地元のケーブル・テレビのスタッフ。
第二部は、招待したバンドによるコンサート。
今年は、毎年お世話になっているマサバンドと、ブルー・グラスのグリーン・マウンテン・ボーイズと、そして、アンジェラの三組だ。
写真はアンジェラ。「棚田コンサート」の頃、よく商品をかっさらっていたロック・バンドだ。「棚田」をテーマにしたオリジナル曲を三曲聴かせてくれた。
なお、棚田の集いの音響設備の設営と操作は、マサバンドとその仲間の人にやってもらった。
スタッフの反省会
夕方、すべての行事が終って、後片付けもすませると、いつものように、公会堂の裏手で、鶏肉を焼いてビールを飲んで、スタッフの反省会をする。
老人会の人達とか、外部の協力者とか、既に帰った人も大勢いるから、これだけの人数が全てではないが、コアとなるメンバーは大体こんな所だ。
今日はドラム缶の炉で焼くバーベキューではなく、昼食用に販売する焼き蕎麦を作った鉄板焼の屋台を使っている。山野部(やまのべ)部落から借りてきた屋台なのだが、これ良えなあ、うちも欲しいな、などと言っている。