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2006 年 8 月 13 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年8月13日

ヘリコプター

絵日記 2006-08-13 ヘリコプター

ヘリコプターで農薬の撒布をしているところ。JA が委託を受けてしている共同防除作業だ。

確か、去年までは、「岩座神では難しいから」という事で、ヘリコプターは使わず、背負い式の撒布機を使っていたと思う。

斜面ばかりだし、電柱や電線などの障害物は多いし、民家が近接しているし、田圃は小さいし、と、悪条件が重なっているから、まあ、ヘリコプターは無理なんだろうなと思っていた。

絵日記 2006-08-13 ヘリコプター

ヘリコプターと言っても、ラジコンの小さな無人機だ。

ただし、ガソリン・エンジンを積んでいて、軽トラックに乗せるには少し大きい。値段は、軽トラックより遥かに高いのだろう。よく知らない。

この狭い場所に着陸して、農薬を積替え、再び離陸して行った。

オペレータが上手なのか、機械が良くできているのか、見ていて惚れ惚れするような綺麗な飛び方をした。ホバリング時の安定感なんか見事なものだった。

オーナー田 D区画

絵日記 2006-08-13 オーナー田の様子

アンパンマンに守られたオーナー田のD区画。

写真でははっきりと見えないが、稲の穂が出ている。ただし、まだ、真っ直ぐに立っている。

A区画など、岩座神でも低い位置の田圃では、穂が重くなって垂れはじめている。

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2006 年 8 月 5 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年8月5日

出穂

絵日記 2006-08-05 出穂

八月に入ってから暑い日が続いている。ここ二三日は猛暑と言ってよいぐらいに暑い。

稲の穂が出始めた。

写真を撮ったのは、5月9日の絵日記 - 田植えの二枚目の写真、そして、7月2日の絵日記 - 田圃の様子の二枚目の写真と同じ田圃だ。

2006-05-09 岩座神の絵日記 2006年5月9日 2006-07-02 岩座神の絵日記 2006年7月2日

オーナー田では、田植えが少し遅い関係もあって、まだ穂が出ていないようだが、それも、もうすぐだろう。

絵日記 2006-08-05 出穂

稲の穂の近接撮影。花が咲いている。

僕のような素人同然の農家が作っても、このように立派に花を咲かせて、やがて米になってくれる訳だ。何か、申し訳ないような気持ちだ。

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2006 年 7 月 23 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月23日

案山子祭

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

天候が心配されたのだが、予定どおり、案山子祭が行われた。

名前は「案山子祭」だけれど、内容は棚田オーナーの案山子作りにとどまらず、あれこれと盛り沢山だ。

まず、オーナー田の草取りと施肥。田圃の中に入って雑草を引き抜いたり、穂肥(ほごえ)をやったりする。草刈りをやったオーナーもいた。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

オーナー田の草取り・施肥と並行して、マンネン草の挿し芽を作る作業が行われる。

ポリポットに真砂土(まさつち)を入れて、マンネン草を挿し芽する。

これは、棚田オーナーの仕事ではなくて、神戸からやって来る学生ボランティアと村の老人たちとの共同作業だ。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

昼前、オーナー田の草取りと施肥が終ると、子供たちのためのイベント、「アマゴの掴み取り」が始まる。

いつもの年だと大人の参加者も少なからずいるのだが、今年は子供だけだ。この写真ではよく分らないが、先日来の雨で川の水量が増えていたために、アマゴを放す生簀を広く取れなかった。大人は遠慮してもらったのだ。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

昼食はアマゴの塩焼とカレーライス。

アマゴは、確か、250尾用意されていたと思う。今年は、持ってきて、そのまま焼かれたのも多かった筈だ。いつもの年なら、全部、一旦は川に放すのだけれど。

どっちにせよ、アマゴには気の毒なことだ。しかし、旨い。

カレーライスは岩座神の婦人会が大鍋で作ってくれた。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

食事が終ると、棚田オーナーたちは、思い思いに案山子を作り始める。

子供たちの注目を浴びているのは、制作途上の「稲ばうぁー」だ。

とまあ、なかなか、内容の濃い一日だ。

ここに紹介した5枚の写真だけでは、この日の岩座神の賑やかさや、スタッフの忙しさを伝えきれない。

2006-07-23 案山子のポートレート 2006

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2006 年 7 月 23 日 (日)

案山子のポートレート 2006

A-1

案山子祭 2006年 A-1

『ハウルの動く城』の案山子、呪いをかけられた王子のカブですな。

A-2

案山子祭 2006年 A-2

はばタン。

と言っても、兵庫県民以外には通じないかもしれません。のじぎく兵庫国体2006の大会マスコットです。

A-3

案山子祭 2006年 A-3

ええと、お手上げの青ざめた主婦?

ごめん、分りません。

B-3

案山子祭 2006年 B-3

『稲ばうぁー』。

スケートの荒川静香選手(説明不要ですね)。

C-1

案山子祭 2006年 C-1

『日本一』の桃太郎。

C-3

案山子祭 2006年 C-3

『へのへのもへ』。

もんぺを穿いているので、農家の主婦に違いありません。

C-4

案山子祭 2006年 C-4

質実剛健な混じり気のない案山子。

D-2

案山子祭 2006年 D-2

あんぱんマン。

D-3

案山子祭 2006年 D-3

何かに似ていると思ったら、そうか、土偶だ。もう少し胸が大きい方が良いと思うけれど。

D-4

案山子祭 2006年 D-4

こうのとり。

嘴に木の枝をくわえているのが見えるでしょうか。巣作りをしているところですね。

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2006 年 7 月 17 日 (月) 海の日

岩座神の絵日記 2006年7月17日

五霊神社夏祭

絵日記 2006-07-17 五霊神社夏祭

五霊神社の夏祭。豊作祈願のいわゆる湯立て祭だ。

この写真は、午前9時前。どしゃ降りの雨を呆然と眺めながら、準備作業の休憩をしているところ。

こんな雨だから、幟旗(のぼりばた)も立てられない。長床(ながとこ、拝殿)の幕も張らずに済ますことになった。それでも、境内の掃除はしっかりとやった。

祭礼は昼からだったが、あいにく、写真を撮るのを忘れた。

おまけに、何かの手違いで、神主さんまで来なかった。

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2006 年 7 月 9 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月9日

川刈り・道刈り

絵日記 2006-07-09 川刈り・道刈り

先週、雨で流れた「川刈り・道刈り」作業が今日行われた。

「川刈り」は川の岸辺の草刈り、「道刈り」は道路脇の草刈りだ。朝8時から夕方5時過ぎまで、動力刈払機を使って延々と草を刈る。休憩を取りながらではあるのだが、かなりきつい肉体労働だ。

写真は午後3時ごろの休憩の風景。もう、しゃべるのもいや、という感じ。

絵日記 2006-07-09 川刈り・道刈り

14人が三つの班に分れてあちこちで作業をした。僕が入った班はそうでもなかったのだが、お寺の上の方で作業をした人たちは蛭(ヒル)に悩まされたそうだ。

午後5時前。まだ仕事が続いている。

絵日記 2006-07-09 川刈り・道刈り

午後6時前、いつものように鶏肉のバーベキューで慰労会。これだけを楽しみに頑張った訳だ。

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2006 年 7 月 8 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年7月8日

子供会七夕祭

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

公会堂で子供会の七夕祭。

実は、岩座神でこのような七夕祭が催されるのは、近年に無いことで、何十年ぶりの「快挙」と言って良い。

写真は、一所懸命に竹細工の水鉄砲を作っているところだ。最初は子供たちに作らせようという企画だったのだが、作ってみると大人でも結構難しかった。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

七夕なので、笹の飾りは欠かせない。

短冊に願いを書いているところ。

うちの子供たちは「ゲームの時間が無くなりますように」とか何とか書いたそうだ。何とも殊勝な心掛け……という事ではなくて、「ゲームの時間制限が無くなりますように」の書き間違いだろう。祈りが聞き届けられても知らんからね。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

水鉄砲で遊んでいるのは、うちの子供たちだ。

上から下までずぶ濡れになっていた。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

夕食は、流し素麺とバーベキュー。

子供たちには流し素麺が非常に好評だった。普段、家で素麺を食べる場合に比べると、倍ぐらいの量を食べたのでないかと思う。

竹の樋は老人会の会長さんが準備して下さったものだ。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

午後6時50分。

まだ少し明るいのだが、花火で遊ぶ。

小さい子供が多いので、おとなしい線香花火ばかりで、打上げ花火や噴射するやつは無し。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

十分に食べて満腹している筈なのだが、もう一度、流し素麺をやったら、またまた、良く食べた。

素麺を流す方は、もっと面白い訳だ。

*

午後8時過ぎに後片付けをして解散。

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2006 年 7 月 2 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月2日

田圃の様子

絵日記 2006-07-02 田圃の様子

今日は「川刈り」作業が予定されていたのだが、朝方、かなりの雨が降っていたので、来週に順延された。昼前には雨も上がったのだが、一旦中止と決めた事をやり直すようなことはしない。僕自身は一日のんびりさせて貰ったが、空いた一日を田圃の草刈をして過す人が多かった。みんな偉いなあ。

写真は棚田オーナー田のA区画。

絵日記 2006-07-02 田圃の様子

この写真は僕が植えた田圃だ。棚田オーナー田とは違って、機械で植えてある。

前の絵日記(6月23日)で、クラインガルテンの管理人さんが「稲もマダマダだし、蛍もまだみたい。稲が心配でたまりません」と書いていたのだが、この一週間ぐらいでずいぶんと生長したようだ。

岩座神の絵日記 2006年6月23日

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2006 年 6 月 23 日 (金)

岩座神の絵日記 2006年6月23日

紫陽花

絵日記 2006-06-23 紫陽花

クライン・ガルテン岩座神の管理人さんから、紫陽花の写真をメールで貰いました。

絵日記 2006-06-23 紫陽花

「まだ満開ではないけど、ガルテンの管理棟の紫陽花を送ります。

稲もマダマダだし、蛍もまだみたい。稲が心配でたまりません。

紫陽花が満開になったらメールします。」

とのことです。

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2006 年 6 月 11 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年6月11日

棚田オーナー 肥料散布・草刈り

絵日記 2006-06-11 棚田オーナー 肥料散布・草刈り

♪「世の中にはぁー、地味なものとぉー、派手なものがある。あ、ソレソレソレソレ。地味ぃ、地味ぃ、地味ぃ、地味な将来の夢は、習字の先生。」(© 嘉門達男)

という訳で、棚田オーナー行事の中で最も地味な「肥料散布・草刈り」である。

写真は、石垣から肥料を手で撒いているところ。

農家が肥料を撒く場合は、このように手で撒くこともあれば、動力散布機を使うこともある。

絵日記 2006-06-11 棚田オーナー 肥料散布・草刈り

写真は、鎌を使って、石垣の草を刈っているところ。

かつては畔の草も刈っていたが、今はほとんど全部の畔がコンクリートで固められているので、畔には草が生えない。

農家が草刈りをする場合は、鎌を使うのはごく稀で、たいていは動力草刈り機を使う。

絵日記 2006-06-11 棚田オーナー 肥料散布・草刈り

写真の所では、田圃の中に入って肥料を撒いている。田圃ごとのコーチング・スタッフによって、若干、指導方針に違いがある訳だ。

この時期の水田にはオタマジャクシがいっぱいいるので、小さい子供を連れてきたら喜ぶと思う。

作業は午前中で終了し、流れ解散となる。みんな揃っての昼食は無し。

やっぱり、地味やね。

おまけ

絵日記 2006-06-11 棚田と千ヶ峰

午後、向い田(東南斜面の田圃)の草刈りをした。そのとき、山際の少し高い所から、カメラを北北西に向けて撮った写真だ。

右上のピークが千ヶ峰。

手前の田圃は休耕田で、蕎麦の作付を予定している。うっすらと白いのは、実は、蕎麦の花である。昨年の収穫時にこぼれた種が芽を切って蕎麦が生えているのだ。実は入らないと思うけれど。

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2006 年 6 月 4 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年6月4日

宮普請

絵日記 2006-06-04 宮普請

宮普請というのは、お宮さんの保守作業で、毎年、春と秋の二回行われる。

今年は、3月12日に春の宮普請が予定されていた(岩座神の予定表 2006年版を参照のこと)のだが、雨で流れた。予備の日も次々に雨で流れたり、他の予定が入っていたりで、とうとう、今日になってしまった訳だ。2006-02-01 岩座神の予定表 2006年版

絵日記 2006-06-04 宮普請

宮普請と言っても、お宮さんに関係の無い仕事をする場合も多い。村山の下草刈りとか、枝打ちとか、害獣柵の点検とか。(ただし、その場合でも、お当人だけは神社の掃除をする。また、夕方は、少し早めに仕事をおわって、宴会をするのが恒例だ。)

今日は、お宮さん(五霊神社)の参道と境内を、土を入れて補修する作業を行った。

朝の8時から始めて、たっぷり、夕方まで働いた。へとへとである。

夕方の酒宴は無し。3月12日に宴会だけは済ませていたのである。がちょーん(古っ)。

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2006 年 5 月 14 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年5月14日

棚田オーナー田植祭

絵日記 2006-05-14 棚田オーナー田植祭

毎年、ゴールデン・ウィークの次の日曜日は、棚田オーナーの田植祭だ。

棚田オーナー一組の田圃は約100平方m、つまり、10m x 10m ぐらい。写真の田圃は細長くて、4区画に分れている。

泥田に入って、手で苗を植える。

普通の長靴は泥田では役に立たない。泥に埋って、脚を抜くときに、すっぽりと脱げてしまう。農家は泥田用の細長くて柔らかい長靴を使うのだが、オーナーの人達は普通は素足で田圃に入る。

子供を連れてくるオーナーも多い。中には、おしめが取れていない小さい子を泥田の中に立たせて、泣き出しても構わずに「大丈夫、大丈夫。すぐに慣れる」と言っていた豪快なお母さんもいた。

絵日記 2006-05-14 棚田オーナー田植祭

何と言っても田植と稲刈りは頭数が勝負なので、助っ人を連れてくるオーナーも多い。一区画に四~五人という組が多いかな。二~三人だと、ちょっと辛いようだ。

田圃の外に立って見ているのは、岩座神のスタッフだ。

10時20分ごろから植え始めて、人数の多い組だと、11時半ごろには植え終る。先に植え終った組の人には、遅れている組を手伝ってもらう事になっている。全部の組が植え終って、後片付けも済むと、ちょうど12時ごろになる。

絵日記 2006-15-14 棚田オーナー田植え祭

お昼御飯は、岩座神の婦人会が作る混ぜ御飯(五目飯)と、鶏肉とキャベツのバーベキューだ。

混ぜ御飯は、タケノコと木の芽が入っていて、なかなか旨い。

バーベキューの方は、道具と火と鶏肉とキャベツをスタッフが準備して、オーナーが自分たちで好きなように焼いて食べる。これも旨い。

飲物は、一人につき一缶のビールまたは茶・ジュース・コーヒーが棚田保存会からオーナーに提供される。

バーベキューに追加する食材や二缶目以降のビールを持ってくるオーナーも多い。

絵日記 2006-05-14 棚田オーナー田植祭

昼食の会場は、五霊神社の参道だ。12時ごろから始めて、1時半過ぎまで、わいわい、がやがやと、あちこち入り乱れて、飲み食いしながら、語り合って、楽しく過す。

流れ解散でオーナーの人達が帰っていった後、横断幕や幟旗、バーベキューの道具など、祭の後片付けをする。そして、反省会でまた少し飲み足して、やっとお終い。

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