2008 年 6 月 7 日 (土)
岩座神の絵日記 2008年6月7日
田植から三週間後の棚田オーナー田
前回に引き続いて、クラインガルテンの管理人さんから、田植をして三週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
Aブロック

Bブロック

Cブロック

Dブロック

Eブロック

Fブロック

2008 年 6 月 7 日 (土)
前回に引き続いて、クラインガルテンの管理人さんから、田植をして三週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
2008 年 5 月 24 日 (土)
クラインガルテンの管理人さんから、田植をして一週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
それぞれの区画看板といっしょにどうぞ。
2008 年 5 月 18 日 (日)
田植に先だって、三組のベテラン・オーナーさんに感謝状と記念品を贈呈した。
岩座神の棚田オーナー制度は今年で12年目なのだが、最初の頃から続けて參加してくれているオーナーさんも数多くあって、写真の藤田さんのグループが11年目、鳥谷さんと児玉さんが10年目である。
藤田さんは、本当なら、10年目の去年、感謝状を贈るべしだったのだが、うっかり忘れておりました。申し訳ない。
最初は、スタッフが苗の植え方を教える。
しかし、最初の一列(四株)か二列を植えるだけで、後はオーナーさんに任せて、手を出さない。
一つの区画(田圃)は、二つから四つに分れていて、それぞれのグループが割当ての個所を植えていく。
グループによって人数にばらつきがあるので、早く植え終わる所と遅くなる所が出て来る。
早く終ったグループには遅い所を手伝ってもらう。作業の開始と終了は区画単位で際をつけて、各グループがばらばらに行動することが無いようにしてもらっている。お互いに和気靄々と交流してもらう事も大切な事なのだ。
他の棚田地域では、たいていの場合、棚田が住宅とは少し離れた所にあるのだが、岩座神では、棚田と住宅が隣接し、混在している。棚田がある所に、住宅も建っていて、これが岩座神の棚田の重要な特徴の一つになっている。
十時過ぎから田植を始めて、正午にはすべての田圃で作業が済んだ。
いつものように、五霊神社の参道で、五目御飯と鶏のバーベキューで、お昼御飯である。一時半ごろまで、わいわいと賑やかに楽しんだ。
デジタル・カメラでビデオを撮って、YouTube にアップロードしてみた。
デジタル・カメラだと、あっと言う間に記録媒体のメモリが消費されるので、あまり長いビデオは撮れなかった。
2008 年 2 月 1 日 (金)
岩座神の年間行事予定表、2008年版です。
済んだ分については「絵日記」を掲載する予定です。
日付 | 種別 | 行事 | 絵日記 |
---|---|---|---|
2008-01-20 (日) | ★ | 蕎麦打ち大会(2007年度) | 2008-01-20 |
2008-02-10 (日) | ○ | 獣害防止柵点検他 | 2008-02-10 |
2008-03-09 (日) | ○ | 宮普請 | 2008-03-09 |
2008-04-13 (日) | ★ | 対面式 | 2008-04-13 |
〃 | ○ | 棚田保全活動共同作業 | 中止 |
2008-05-18 (日) | ★ | 田植え祭 | 2008-05-18 |
2008-06-15 (日) | ★ | 草刈り・肥料散布 | 2008-06-15 |
2008-07-06 (日) | ○ | 川刈り・道刈り | 絵日記なし |
2008-07-13 (日) | ○ | 川刈り・道刈り(予備日) | 中止 |
2008-07-27 (日) | ★ | 草引き・案山子祭 | 2008-07-27 |
2008-08-17 (日) | ○ | 蕎麦種蒔き | 2008-08-17 |
2008-08-31 (日) | ○ | 宮普請(獣害防止柵点検) | 2008-08-31 |
2008-09-28 (日) | ★ | 稲刈り・棚田の集い | 2008-09-28 |
2008-10-11 (土) | ◎ | 秋祭宵宮 | 2008-10-11 |
2008-10-12 (日) | ◎ | 秋祭 | 絵日記なし |
2008-10-13 (月) 体育の日 | ★ | 脱穀・収穫祭 | 2008-10-13 |
2008-10-19 (日) | ★ | オーナー米引き渡し | 絵日記なし |
〃 | ○ | 蕎麦刈取り | 2008-10-19 |
2008-10-25 (土) | ○ | 蕎麦脱穀 | 延期 |
2008-10-26 (日) | ○ | 蕎麦脱穀 | 延期 |
2008-10-28 (火) ~ 30 (木) | ○ | 蕎麦脱穀 | 2008-10-28 |
2008-11-16 (日) | ○ | 蕎麦選別・出荷 | 2008-11-16 |
2008-12-14 (日) | ★ | 餅つき大会・藁細工教室 | 2008-12-14 |
2009-01-18 (日) | ★ | 蕎麦打ち大会(2008年度) | 絵日記なし |
★印は棚田オーナー行事、○印は住民の出役作業、◎印はその他の行事です。
○印は岩座神住民の義務としての労働という色合が濃いもので、棚田オーナーやクラインガルテン住民に参加が要求されているものではありません。ただし、手伝ってもらうのは何時でも歓迎しています。
なお、天候などに左右されて予定が変更されるかもしれません。
2008 年 1 月 31 日 (木)
岩座神棚田保全推進協議会は、2008年度(2008年4月~2009年1月)の岩座神棚田オーナーを募集します。
日付 | 行事 |
2008-03 | 棚田オーナーの選考・決定 |
2008-04-13 (日) | 対面式・区画抽選 |
2008-05-18 (日) | 田植え |
2008-06-15 (日) | 草刈り・肥料散布 |
2008-07-27 (日) | 草引き・案山子作り・あまごつかみ |
2008-09-28 (日) | 稲刈り・棚田の集い(手作りコンサート) |
2008-10-13 (月) 体育の日 | 脱穀・収穫祭 |
2008-10-19 (日) | 収穫米引き渡し |
2008-10 下旬 | 蕎麦収穫(自由参加) |
2008-12-14 (日) | 餅つき大会・藁細工教室 |
2009-01-18 (日) | 蕎麦打ち大会(2008年度) |
2007 年 11 月 18 日 (日)
約三週間にわたって送風だけで乾燥させてきた蕎麦の実を選別して出荷する。
スレッシャで脱穀して乾燥機に入れた蕎麦の実は、蕎麦の茎や雑草がいっぱい混じっている。
そういう大きなゴミを、最初に手作業で篩(ふるい)にかけて取り除く。そして、唐箕(とうみ)にかけて、細かいゴミや入りの悪い実を風で吹き飛ばす。最後に、選別機にかけて砂や小石を取り除き、計量して袋に詰める。
一番手前に見えるのが選別機。これは、かつて米の選別に使われていたものだ。今年は二つ使った。
これは唐箕の選別口から蕎麦の実が出てきているところ。
この唐箕も昔は米の選別に使われていたもので、手で羽根を回して風を起すものだ。今は、モーターで羽根を回すように改造してある。
写真には撮っていないが、暗い倉庫の中では、数人が篩を持って手作業で荒選別をしている。
埃(ほこり)が舞い立つので、マスクをしていないと、鼻の中が真っ黒けになる。
このあたりの説明は、去年とほとんど同じだ。
2006-11-18 岩座神の絵日記 2006年11月18日
もうちょっと工夫しないと、この絵日記もマンネリになって、書くのが面白くなくなるなあ。
午後、二手に分れて、「水路点検」と「農道点検」(だったかな)をする。
実を言うと、そんなもんは普段から各自でやっているので、改めてやる必要はない。今日やるのは、そういう点検をしました、という「証拠写真」を撮る作業だ。
こら、ピース・サインなんか出しちゃいかん。
という事で、撮り直し。
はい、よろしい。
ここ最近、行政(町)が、何かというと、事業計画書を出せ、だの、結果報告書を提出しろ、だの、非常にうるさい。これも何かの報告書に添付する写真なのである。
兵庫県の財政難は本当にひどい状態らしい。だから、補助金が無駄使いされないようにしよう、という意図は理解できる。しかし、馬鹿馬鹿しい形式だけの手間を増やしても、実効性は担保できないんじゃありませんか。いや、面倒くささに負けて補助金申請が減るのを期待していますか?
2007 年 10 月 30 日 (火)
今日は、蕎麦の脱穀作業の三日目である。
つまり、一昨日(日曜日)が一日目で、昨日(月曜日)が二日目だ。
平日なのに誰が作業をするのか、と言うと、村で自営業を営んでいる者とか、何とか会社を休むことが出来る者とか、写真のような若い老人たちとかだ。
ええと、どこまでが「若い」老人かというと、農作業が出来る限りは若い老人です。
落穂拾いのように見えるかも知れないが、草の間に刈り倒されている蕎麦を手で掻き集めて、脱穀の準備をしているところだ。
今日はスレッシャー2台で作業をした。
昨日は、人数が少なくて、1台だけしか動かすことが出来なかったそうだ。
5時に作業を終った。全部、終った。やれやれ。
今日は公会堂の中で慰労会。ホットプレートで、肉や野菜を焼く。
2007 年 10 月 28 日 (日)
木曜日と金曜日に降った雨で蕎麦がよく濡れたため、昨日(土曜日)は、蕎麦の脱穀作業を中止した。
という次第で、本来なら二日目の今日が一日目になった。
写真は、朝の8時40分。
8時から作業を始めているのだが、何となく、のんびりした雰囲気がただよっている。実は、まだ、蕎麦がべとべとに濡れていて、本格的な作業が出来ないのだ。
ちなみに、この写真に見えているあたりの石垣が、おそらく、岩座神の棚田で一番見事な石垣だ。
9時20分。前の写真と同じ田圃を上から写したところ。
全然、作業が捗っていない。
まだ、蕎麦が濡れていて、スレッシャー(脱穀機)に掛けることが出来ない。
「こんな事、やっとられへんのお」とか文句を言いながら、みんな、手で蕎麦を一本一本拾い集めている。
(岩座神に限らず)中高年は我慢強いのである。
スレッシャーで脱穀する事が出来始めたのは、10時半ぐらいだったかな。
そのころ、棚田オーナーさんも、3組、手伝いに来てくれた。
昼食をはさんで、作業再開。写真は、1時20分。
スレッシャーは2台あるのだ。
クラインガルテンのK先生と子供たちも手伝いに来てくれた。
3時50分。休憩中。もう既にかなり疲れている。
この後、10分ぐらいで、日が西の山に沈んだ。
あと一力(ひとちから)仕事をしたら、今日はもう終りだな。
5時ごろに作業を終った。全体の三分の一程度しか済んでいないのだが、やむを得ない。
いつものように、公会堂の裏手で、鶏肉のバーベキューとビールで慰労会。
写真は5時25分なのだが、既に暗くなっている。
2007 年 10 月 21 日 (日)
蕎麦が実った。
今年はよく出来ている。茎も太くて長い。
蕎麦の実のクローズアップ。
菱形で、断面は三角形。昔あった牛乳のテトラパックの形にも似ている。
大規模な蕎麦の産地だと、汎用のコンバインを使って収穫するのだろう。
例えば、こんなやつ。ISEKI 汎用コンバイン HC350
岩座神ではそんな事は無理だ。
蕎麦を草刈り機で刈り倒す。
このまま、一週間ぐらい放置して、茎から水分が抜けるのを待ってから、スレッシャー(脱穀機)にかけて、実を収穫する。
2007 年 10 月 14 日 (日)
棚田オーナーの脱穀作業と収穫祭は、今年は10月8日の体育の日に予定されていたのだが、雨で延期され、10月14日に実施することになった。
参加できなかったオーナーも何組かあったし、参加したオーナーも全体として人数が少なめだった。オーナーの人たちも、岩座神のスタッフも、秋は予定が立て込んでいるから、出来れば、予定通りの日にやりたいものだ。農作業が天候によって左右されるのは、当り前と言えば当り前なので、仕方が無いのだが。
写真は、天日干した稲を稲木から降して、コンバインで脱穀しているところ。
コンバインというのは、稲刈り機と脱穀機と藁切り機が一体化(combined)されているところから、そう呼ばれている。ここでは、稲刈り機の部分は停止させて、脱穀機と藁切り機だけを動かしている訳だ。
棚田オーナーの脱穀作業と並行して、マンネン草の植え付け作業が神戸大学生のボランティアと岩座神の年長者の手で行われる。
中央、えび茶のセーターを着ているのは、久しぶりに「里帰り」してくれた篠原君。
脱穀作業とマンネン草の植え付けの作業が終ると、収穫祭が始まる。
棚田の集いのコンサートのような派手な行事はない。岩座神の新米で作ったおにぎりと豚汁を食べて、のんびりと収穫を祝う。
「岩座神の新米」と言っても、棚田オーナーの田圃とは別の田圃で出来た米だ。棚田オーナーの田圃の米は、今日脱穀したばかりで、まだ玄米にもなっていない。おにぎりは、真白いプレーンなやつと、葉わさび漬(これも岩座神産)を混ぜ込んだ青いやつの二種類。旨いで。
今年は、去年とは違って、車を運転する人は飲まないでくださいという趣旨の張り紙を出した上で、アルコール類を提供した。酒を飲むのが悪いのではなくて、酒を飲んで運転するのが悪いのだ、ということだ。
天気は良いし、おなかも大きくなったし、気持ち良く昼寝する人もちらほらと見える。
今年の案山子コンテストの投票結果は以下の通り。
賞 | 区画 | かかし | 賞品 |
---|---|---|---|
一等賞 | C-4 | 竹とんぼ | 岩座神の米(白米) 20 kg |
二等賞 | D-3 | えちぜんくらげ | 15 kg |
三等賞 | C-3 | おじさん | 10 kg |
2007-07-22 案山子のポートレート 2007
なお、今年から、脱穀した籾をその日に籾摺りして玄米を棚田オーナーに持って帰ってもらう、という去年までのやりかたを改めた。今日、脱穀した籾は、乾燥状態を確認した上で、岩座神のスタッフが籾摺りを行い、一週間後に玄米を棚田オーナーに引き渡す。
このように方式を改めるに至った理由については、去年の収穫祭の絵日記を参照して欲しい。岩座神の絵日記 2006年10月9日 (続き)
2007 年 10 月 10 日 (水)
今年もまた、医薬品会社のアストラゼネカの人たちが『高齢化する村を応援するプロジェクト』で岩座神にやってきてくれた。
この日、全社員約3000人がまるごと普段の仕事を休んで、全国50ヵ所の農村でボランティア活動をする。(留守居役の人も少しはいるらしい。)
去年は11月1日、約120人が来て、草刈りの仕事をしてくれた。
2006-11-01 岩座神の絵日記 2006年11月1日
今年は約60人だが、人数が減ったのは、活動地域が40から50に増えたためだろう。
写真は、準備体操をしているところ。ラジオ体操じゃなく、AZ体操(アストラゼネカ体操)だと思う。
この場所が作業をしてもらう所(の一部)。
このような棚田と山との境の斜面をきれいにしてもらおう、という予定。
こういう斜面を「かっぺき」と呼んでいるのだが、「活壁」ということなのかな、よく知りません。
笹や竹が生い茂っているが、本当なら、楽に刈れる一年生の草だけが生えているべき所だ。
作業中の写真。
主として男の人たちが笹や竹を切って、女の人たちがそれを運んで片付ける、という分担で作業を進めた。
鎌で手を怪我して、病院で手当てを受けた人もいた。なかなかきつい作業だったと思う。
上の写真と同じ所なので、「かっぺき」が本来のあるべき姿を取り戻しつつあるのがよく分ると思う。
少し違う角度からだが、作業が終った後の、同じ場所の写真。ずいぶん綺麗になった。
おっと、「かっぺき」だとばかり思っていた所から、かなり背の高い石垣が出て来た。
この石垣から向こう側に、かつては、牛を放し飼いにするための草の斜面が広がっていたそうだ。
作業後の交流会(昼食会)。鶏肉と牛肉のバーベキュー、ビール、日本酒、その他。費用はアストラゼネカの負担で、準備は岩座神の役員と婦人会がした。
残念ながら、平日のことなので、今回も僕は現場に居合わせることが出来なかった。しかし、話がはずんで、「花婿募集中です」と言って名刺をおいて帰った人がいたとか、岩座神の婦人会の誰かが「そのASTRAZENECAのTシャツ良えなあ。くれ」とおねだりした(誰や?)とか、とても楽しかったようだ。
アストラゼネカの従業員の人たちも、同じ職場ではあっても、普段はなかなか一緒に飲み食いして語り合う機会が無く、この日をとても楽しみにしているそうだ。
アストラゼネカ プレスリリース 「高齢化する村を応援するプロジェクト」
2007 年 9 月 24 日 (月) 振替休日
稲が少しまだ青いような気がするが、許容範囲だということで、年間行事予定どおり、棚田オーナーの稲刈りを行った。
參加する方もスタッフの方も、秋は何かと予定が詰まっている人が多いから、予定を変更することはなかなか難しい。
鋸鎌(のこぎりがま)を使って、手で刈る。
刈った稲は、稲木(いなき)に掛けて、天日干しにする。
稲木に掛けた後でも稲の成熟が進むので、コンバインで刈ってその場で脱穀するのより、米が旨くなるそうだ。
一方、こちらは、棚田の集いで販売する焼きそばをスタッフが準備しているところ。
鉄板焼きの屋台は、今年も山野部(やまのべ)部落から借りてきた。
まぜご飯は公会堂で準備している。
この他にも、町の交流協会が臼と杵を持ち込んで、ワラビ餅の実演販売を行ってくれたり、隣村の棚釜(たなかま)のMさんが、ポン菓子と綿菓子の実演無料配付を行ってくれたりした。
棚田の集いのコンサートで、トリを務めてくれる「アンジェラ」の皆さん。今回は、音響の設備もお世話して頂いた。
音響の設営が終り、リハーサルも済んで、公会堂で昼食をとろうとしているところ。
稲刈りが終ったオーナーさんたちは、棚田の集いの会場(と言っても田圃です)に集って、昼食をとる。
このあたりから、ちょっと空模様があやしくなってきた。
この仮設ステージは、総アルミ製の軽くて丈夫なやつで、なかなか使い勝手がよろしい。町の備品を借りてきたものだ。
雨が降ってきたので、急遽、ステージ上にテントを張った。このテントも借り物。
写真は、しゅう君、あおいちゃん、だいき君、おおたさんによる多可町音頭。
棚田の集いは、最初は、岩座神の行事ではなく、町の企画課が主催する「棚田コンサート」だった。
音響設備を設営したり、棚田の歌のコンクールをして出演者を募ったり、その審査員として坂庭省吾さんを呼んできたり、棚田の歌のCDを作ったり、その運営と費用は、全面的に町が面倒を見てくれていた。
数年前、町からの予算が無くなったとき、棚田コンサートはこれで終りにしようという意見もあったのだが、小さな地味なものでも良いから自力で続けてみようということになった。
以前に比べて予算は格段に少ないけれども、棚田オーナーの人たちや、アマチュアのバンドの人たちや、いろんな人たちに支えられて、けっこう楽しいコンサートである。
相合い傘。
鄙には希な垢抜けした佳人たちとは思いませんか、御同輩。
一人、変な小父さんが雑じっているが、これは、アンジェラが呼んできてくれた、もう一つのアマチュアバンドの面々と、司会のお姉さん(進行表を持っている人)だ。
考えてみると、この司会のお姉さんが棚田の集いのスタッフで唯一のプロなんだな。「棚田コンサート」のころから、毎年、お世話になっています。
大阪から来ているオーナーのいとうさんたちによる、韓国の農村の伝統舞踊。
数種類の太鼓と鉦(かね)や銅鑼(どら)を打ちながら踊る。
見ごたえ、聴きごたえがあります。
毎度のことながら、夕方から夜まで、スタッフの反省会。