岩座神の絵日記 2007年10月10日
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読み物
アストラゼネカ
今年もまた、医薬品会社のアストラゼネカの人たちが『高齢化する村を応援するプロジェクト』で岩座神にやってきてくれた。
この日、全社員約3000人がまるごと普段の仕事を休んで、全国50ヵ所の農村でボランティア活動をする。(留守居役の人も少しはいるらしい。)
去年は11月1日、約120人が来て、草刈りの仕事をしてくれた。
今年は約60人だが、人数が減ったのは、活動地域が40から50に増えたためだろう。
写真は、準備体操をしているところ。ラジオ体操じゃなく、AZ体操(アストラゼネカ体操)だと思う。
この場所が作業をしてもらう所(の一部)。
このような棚田と山との境の斜面をきれいにしてもらおう、という予定。
こういう斜面を「かっぺき」と呼んでいるのだが、「活壁」ということなのかな、よく知りません。
笹や竹が生い茂っているが、本当なら、楽に刈れる一年生の草だけが生えているべき所だ。
作業中の写真。
主として男の人たちが笹や竹を切って、女の人たちがそれを運んで片付ける、という分担で作業を進めた。
鎌で手を怪我して、病院で手当てを受けた人もいた。なかなかきつい作業だったと思う。
上の写真と同じ所なので、「かっぺき」が本来のあるべき姿を取り戻しつつあるのがよく分ると思う。
少し違う角度からだが、作業が終った後の、同じ場所の写真。ずいぶん綺麗になった。
おっと、「かっぺき」だとばかり思っていた所から、かなり背の高い石垣が出て来た。
この石垣から向こう側に、かつては、牛を放し飼いにするための草の斜面が広がっていたそうだ。
作業後の交流会(昼食会)。鶏肉と牛肉のバーベキュー、ビール、日本酒、その他。費用はアストラゼネカの負担で、準備は岩座神の役員と婦人会がした。
残念ながら、平日のことなので、今回も僕は現場に居合わせることが出来なかった。しかし、話がはずんで、「花婿募集中です」と言って名刺をおいて帰った人がいたとか、岩座神の婦人会の誰かが「そのASTRAZENECAのTシャツ良えなあ。くれ」とおねだりした(誰や?)とか、とても楽しかったようだ。
アストラゼネカの従業員の人たちも、同じ職場ではあっても、普段はなかなか一緒に飲み食いして語り合う機会が無く、この日をとても楽しみにしているそうだ。
アストラゼネカ プレスリリース 「高齢化する村を応援するプロジェクト」