読み物 - キーワード 「神光寺」

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2011 年 8 月 28 日 (日)

神光寺お般若

よくは分らないが、お寺のお盆みたいな感じか。先師祖霊の墓(お寺の坊さんたちの墓)に参ったりするのである。

「大般若会」というのは、例の、教典をパラパラパラーとめくって読んだことにする儀式(「転読」というんだそうな)のことだが、神光寺ではそういう良い加減な儀式はやらない。いや、やろうにも、600巻の大般若波羅蜜多経が現在の神光寺には無い。神光寺がかつては非常に栄えたお寺であったことは確かなことなので、ひょっとしたら、その昔はパラパラパラーをやっていたのかも知れない。何度かの火災によって、重要なものはみんな燃えてしまった。

今は住職すらいなくて、年に何回かの儀式には、別のお寺からお坊さんがやってくることになっている。

今回は蕎麦の種蒔きと日程が重なってしまったため、男衆でなく女衆が多く集った。

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2013 年 4 月 23 日 (火)

「岩座神」棚田便り #3 2013年6月号

第3号の話題は、棚田オーナー草刈り・施肥と岩座神の七不思議その3「神光寺仁王門の樒」です。

岩座神棚田便り #3 2013-06

「岩座神」棚田便り #3 2013年6月号 (PDF版)

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2022 年 8 月 9 日 (火)

フィールドワーク一日目

2022年8月9日と10日、二日間にわたって、岩座神において 京都府立大学文学部歴史学科 によるフィールドワークが行なわれました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク

京都府立大学文学部歴史学科のみなさん。総勢18名だったかな。全員、フィールドワーク参加に先立って、PCR検査をして陰性であることを確認されたそうです。

他に、那珂ふれあい館 の安平館長と多可町地域おこし協力隊(多可町ファンクラブ )の黒川さんが参加されました。

一日目は、岩座神区有文書の調査。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 岩座神区有文書

公会堂の押し入れ下に鍵がかかる書庫があって、そこに、代々の区長が受け継いできた公文書が眠っています。その中で一番古いのは黒い長持ちの中に入っています。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 長持ちの蓋を開ける

長持ちの蓋を開けます。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 写真撮影
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 文書目録作成
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 文書を写真撮影

一つ一つ取り出して、写真に撮影していきます。表紙だけ撮るものもあれば、一ページずつ撮るものもあります。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 文書目録作成

文書ごとに目録を作成します。今はまだ細かい内容には立ち入らず、文書の標題や概要と年代を確認するわけです。

2022年8月 京都府大フィールドワーク

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2022 年 8 月 10 日 (水)

フィールドワーク二日目

2022年8月9日と10日、二日間にわたって、岩座神において 京都府立大学文学部歴史学科 によるフィールドワークが行なわれました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 公会堂玄関

公会堂の玄関です。いったい何足あるの? この日は、多可町地域おこし協力隊の橘さんも来てくれました。

二日目は、午前中は石垣の調査、午後はインタビューによる聞取り調査と五霊神社建築物調査です。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査ブリーフィング

まずは、石垣調査の手順の説明。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 公会堂の裏手

公会堂の裏手で実際に石垣を見ながら、調査方法の再確認。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査

6班に分かれて石垣を一つずつ調査していきます。残念ながら、岩座神にある全ての石垣までは手が回らず、南側(標高が低い側)の半分ぐらいの調査になりました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 曳山車の見学

午後の聞取り調査の最初に、曳山車の見学をしました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 聞取り調査(農業)

聞取り調査は、三つのグループに分かれて行なわれました。この写真は、主として農業についての調査。農会長が対応します。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 聞取り調査(食文化)

台所で、食文化についての聞取り調査。女性二人にインタビューを受けてもらいました。

もう一つのグループは、お宮さんの拝殿を使って、文化一般についての調査でした。ごめん、写真を撮り損いました。村でボランティア・ガイドをしている安田さんに担当して貰いました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 区有文書調査(続き)

インタビューの間、区有文書調査の続きもしています。一ページずつ写真に撮る地道な作業です。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 五霊神社棟札

五霊神社の棟札を調査しています。弘化年間に神社の改修を行なったことが分ります。大工さんは、ご近所の多田と棚釜から来ていました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 五霊神社調査

五霊神社の建築物の調査です。

「灯籠のこの石、上下さかさまに積んでありますよ」

「え? そうなんですか?」

「平らな方が上なんですが、下になっています。ときどきこういう間違いがあるんですよね」

「はあ、そう言えばそうですね」

「一度こわれた形跡があるから、地震か何かで倒れてしまって積み直した時に間違ったのかも知れませんね」

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2022 年 8 月 10 日 (水)

岩座神区有文書について

岩座神区有文書の調査(目録作成)は、文書の数が多いので、このフィールドワークだけでは完了しません。残った作業は、那珂ふれあい館 の安平館長が引き継いでくれます。

ちらっと聞いた話では、古いものは江戸時代の弘化年間のものであるとのことです。

また、災害(地震)の復旧に関する文書があったり、イノシシ・シカ・サルによる獣害を記録した文書があったりするそうです。

全貌が明らかになるのを楽しみにしています。

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2024 年 6 月 15 日 (土)

京都府立大学 調査報告会

2022年から2023年にかけて京都府立大学文学部歴史学科によって岩座神の歴史と文化のフィールド調査が行なわれました。

  • 2022-08-09 フィールドワーク一日目
  • 2022-08-10 フィールドワーク二日目

このたび、調査報告書が上梓されたのを記念して、現地である岩座神において調査報告会が開催されます。

あわせて、2023年に岩座神の棚田について農業の面から調査をおこなった武庫川女子大学来栖氏の研究発表も行なわれます。

京都府立大学歴史学科文化遺産調査報告会
『岩座神の歴史と文化』

日時・場所

  • 日時 : 2024年6月15日(土) 13:00 - 16:30
  • 場所 : 岩座神公会堂

プログラム

  1. 岩座神における棚田景観の現状と課題
    • 武庫川女子大学大学院建築学研究科専攻 来栖萌々子
  2. 岩座神の文化と生業 ~オトウ・棚田を中心に~
    • 京都府立大学文学部歴史学科4回生 橋本唯
  3. 岩座神地区文書からみた江戸時代の神光寺と家族
    • 京都府立大学文学部歴史学科教授 東昇
    • 京都府立大学文学部歴史学科4回生 渡部凌空・小島慧音
  4. 多可町の寺社建築 ~五霊神社を中心に~
    • 京都府立大学文学部歴史学科教授 岸泰子
  5. 旧神光寺跡と多可町の古代山寺
    • 京都府立大学文学部歴史学科教授 菱田哲朗
    • 京都府立大学大学院歴史学専攻 山内愛弓
  6. 座談会

参加申込みについて

  • 参加費 : 無料
  • 申込み期日 : 2024年6月8日(日)
  • 申込み・問い合せ先 : 那珂ふれあい館
    • 多可町中区東山 539-3
    • TEL 0795-32-0685 FAX 0795-30-2730
    • mail : fureaikan@town.taka.lg.jp
    • 休館日 : 月・火(但しどちらかが祝休日の場合は翌水曜日休館)
岩座神の歴史と文化

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