岩座神の七不思議
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読み物
岩座神には七つの不思議がある。...らしい。死んだ祖父の木原梅太郎からも、聞いたことがあります。
七つの不思議
其の壱 血石
岩座神入口の道の西側、渓流に臨んで、上面が平らで赤みを帯びた巨石があり、血石と呼ばれている。
その昔、岩座神の神光寺が隆盛をきわめていたころ、加古川流域の人々は死者が出ると、はるか南方から遺体を運んでこの寺に葬った。その際、死人はみな一度この石の上に置いたところから、血石の名が付けられたと言われる。また、一説には、死体があまりに重いので、この石の上で四肢を切り離して運んだため、その血でこの石が赤く染まったのだとも伝えられている。
其の弐 仁王門のシキミ
神光寺の仁王門前にあるシキ。
午前中は枝葉に勢いがあって光っているが、午後になると急に勢いがなくなり、光沢もあせてしまうと言われている。
其の参 唐滝
旱魃のとき、この滝でウナギを獲ると、必ず雨が降ると伝えられる。
また、この滝には大蛇が棲み、一人で足を踏み入れた者は誰一人として無事に帰れないという。
其の四 千本杉
神光寺の上の山中にある杉。幹の中ほどから無数に枝分かれした不思議な姿の杉の木。
昭和47年3月24日に、兵庫県の天然記念物に指定されている。
其の五 塔の石
高さ10メートルあまりの巨岩で、塔のようにそそり立っている。
昔、あまんじゃこ(天邪鬼)が「夜中に天に五つの岩を積んで見せる」といって神に挑んだ。四つまで積んだときに夜が明けたので、一つをここに捨て置いて逃げたという。
岩座神の名前もこの岩に由来するといわれている。
其の六 雨乞岩
ここで雨乞踊りをすれば、必ず雨が降るという岩。
其の七 三本竹
常に三本の竹が生えており、たとえその中の一本が枯死しても、また新しく一本生えて、三本から増えもせず減りもしないという竹。
余談 以上は、"加美町まちづくりピオネーロ"作成の『加美マップ』を参考にしました。
伝説の真偽はともかく、そういう物があることは確かです。ただ一つ、三本竹は全部枯れてしまって、現在、立て看板だけが残っています。おぅまいがぁっ、なんちゅうこっちゃ。
「あまんじゃこが捨てた岩」の伝説は中町の妙見山にもあるそうです。島田さんのホームページ「山であそぼっ」の妙見山のところに載っています。
番外 巨大ちょうちん
とにかく大きかったそうだが、今は遺っていない。
と言うのも、村中総出で作ったは良いが、家の中で作ったので外に出すことが出来ず、やむをえず、その日のうちに解体したからだ。
(まじめに聞いて損した。)
※ 「岩座神レポート」アーカイブ