棚田オーナー稲刈り
稲が少しまだ青いような気がするが、許容範囲だということで、年間行事予定どおり、棚田オーナーの稲刈りを行った。
參加する方もスタッフの方も、秋は何かと予定が詰まっている人が多いから、予定を変更することはなかなか難しい。
鋸鎌(のこぎりがま)を使って、手で刈る。
刈った稲は、稲木(いなき)に掛けて、天日干しにする。
稲木に掛けた後でも稲の成熟が進むので、コンバインで刈ってその場で脱穀するのより、米が旨くなるそうだ。
棚田の集い
一方、こちらは、棚田の集いで販売する焼きそばをスタッフが準備しているところ。
鉄板焼きの屋台は、今年も山野部(やまのべ)部落から借りてきた。
まぜご飯は公会堂で準備している。
この他にも、町の交流協会が臼と杵を持ち込んで、ワラビ餅の実演販売を行ってくれたり、隣村の棚釜(たなかま)のMさんが、ポン菓子と綿菓子の実演無料配付を行ってくれたりした。
棚田の集いのコンサートで、トリを務めてくれる「アンジェラ」の皆さん。今回は、音響の設備もお世話して頂いた。
音響の設営が終り、リハーサルも済んで、公会堂で昼食をとろうとしているところ。
稲刈りが終ったオーナーさんたちは、棚田の集いの会場(と言っても田圃です)に集って、昼食をとる。
このあたりから、ちょっと空模様があやしくなってきた。
この仮設ステージは、総アルミ製の軽くて丈夫なやつで、なかなか使い勝手がよろしい。町の備品を借りてきたものだ。
雨が降ってきたので、急遽、ステージ上にテントを張った。このテントも借り物。
写真は、しゅう君、あおいちゃん、だいき君、おおたさんによる多可町音頭。
棚田の集いは、最初は、岩座神の行事ではなく、町の企画課が主催する「棚田コンサート」だった。
音響設備を設営したり、棚田の歌のコンクールをして出演者を募ったり、その審査員として坂庭省吾さんを呼んできたり、棚田の歌のCDを作ったり、その運営と費用は、全面的に町が面倒を見てくれていた。
数年前、町からの予算が無くなったとき、棚田コンサートはこれで終りにしようという意見もあったのだが、小さな地味なものでも良いから自力で続けてみようということになった。
以前に比べて予算は格段に少ないけれども、棚田オーナーの人たちや、アマチュアのバンドの人たちや、いろんな人たちに支えられて、けっこう楽しいコンサートである。
相合い傘。
鄙には希な垢抜けした佳人たちとは思いませんか、御同輩。
一人、変な小父さんが雑じっているが、これは、アンジェラが呼んできてくれた、もう一つのアマチュアバンドの面々と、司会のお姉さん(進行表を持っている人)だ。
考えてみると、この司会のお姉さんが棚田の集いのスタッフで唯一のプロなんだな。「棚田コンサート」のころから、毎年、お世話になっています。
大阪から来ているオーナーのいとうさんたちによる、韓国の農村の伝統舞踊。
数種類の太鼓と鉦(かね)や銅鑼(どら)を打ちながら踊る。
見ごたえ、聴きごたえがあります。
毎度のことながら、夕方から夜まで、スタッフの反省会。