読み物 - キーワード 「神光寺」

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2024 年 6 月 15 日 (土)

京都府立大学 調査報告会

2022年から2023年にかけて京都府立大学文学部歴史学科によって岩座神の歴史と文化のフィールド調査が行なわれました。

  • 2022-08-09 フィールドワーク一日目
  • 2022-08-10 フィールドワーク二日目

このたび、調査報告書が上梓されたのを記念して、現地である岩座神において調査報告会が開催されます。

あわせて、2023年に岩座神の棚田について農業の面から調査をおこなった武庫川女子大学来栖氏の研究発表も行なわれます。

京都府立大学歴史学科文化遺産調査報告会
『岩座神の歴史と文化』

日時・場所

  • 日時 : 2024年6月15日(土) 13:00 - 16:30
  • 場所 : 岩座神公会堂

プログラム

  1. 岩座神における棚田景観の現状と課題
    • 武庫川女子大学大学院建築学研究科専攻 来栖萌々子
  2. 岩座神の文化と生業 ~オトウ・棚田を中心に~
    • 京都府立大学文学部歴史学科4回生 橋本唯
  3. 岩座神地区文書からみた江戸時代の神光寺と家族
    • 京都府立大学文学部歴史学科教授 東昇
    • 京都府立大学文学部歴史学科4回生 渡部凌空・小島慧音
  4. 多可町の寺社建築 ~五霊神社を中心に~
    • 京都府立大学文学部歴史学科教授 岸泰子
  5. 旧神光寺跡と多可町の古代山寺
    • 京都府立大学文学部歴史学科教授 菱田哲朗
    • 京都府立大学大学院歴史学専攻 山内愛弓
  6. 座談会

参加申込みについて

  • 参加費 : 無料
  • 申込み期日 : 2024年6月8日(日)
  • 申込み・問い合せ先 : 那珂ふれあい館
    • 多可町中区東山 539-3
    • TEL 0795-32-0685 FAX 0795-30-2730
    • mail : fureaikan@town.taka.lg.jp
    • 休館日 : 月・火(但しどちらかが祝休日の場合は翌水曜日休館)
岩座神の歴史と文化

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2022 年 8 月 10 日 (水)

フィールドワーク二日目

2022年8月9日と10日、二日間にわたって、岩座神において 京都府立大学文学部歴史学科 によるフィールドワークが行なわれました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 公会堂玄関

公会堂の玄関です。いったい何足あるの? この日は、多可町地域おこし協力隊の橘さんも来てくれました。

二日目は、午前中は石垣の調査、午後はインタビューによる聞取り調査と五霊神社建築物調査です。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査ブリーフィング

まずは、石垣調査の手順の説明。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 公会堂の裏手

公会堂の裏手で実際に石垣を見ながら、調査方法の再確認。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 石垣調査

6班に分かれて石垣を一つずつ調査していきます。残念ながら、岩座神にある全ての石垣までは手が回らず、南側(標高が低い側)の半分ぐらいの調査になりました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 曳山車の見学

午後の聞取り調査の最初に、曳山車の見学をしました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 聞取り調査(農業)

聞取り調査は、三つのグループに分かれて行なわれました。この写真は、主として農業についての調査。農会長が対応します。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 聞取り調査(食文化)

台所で、食文化についての聞取り調査。女性二人にインタビューを受けてもらいました。

もう一つのグループは、お宮さんの拝殿を使って、文化一般についての調査でした。ごめん、写真を撮り損いました。村でボランティア・ガイドをしている安田さんに担当して貰いました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 区有文書調査(続き)

インタビューの間、区有文書調査の続きもしています。一ページずつ写真に撮る地道な作業です。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 五霊神社棟札

五霊神社の棟札を調査しています。弘化年間に神社の改修を行なったことが分ります。大工さんは、ご近所の多田と棚釜から来ていました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 五霊神社調査

五霊神社の建築物の調査です。

「灯籠のこの石、上下さかさまに積んでありますよ」

「え? そうなんですか?」

「平らな方が上なんですが、下になっています。ときどきこういう間違いがあるんですよね」

「はあ、そう言えばそうですね」

「一度こわれた形跡があるから、地震か何かで倒れてしまって積み直した時に間違ったのかも知れませんね」

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2022 年 8 月 10 日 (水)

岩座神区有文書について

岩座神区有文書の調査(目録作成)は、文書の数が多いので、このフィールドワークだけでは完了しません。残った作業は、那珂ふれあい館 の安平館長が引き継いでくれます。

ちらっと聞いた話では、古いものは江戸時代の弘化年間のものであるとのことです。

また、災害(地震)の復旧に関する文書があったり、イノシシ・シカ・サルによる獣害を記録した文書があったりするそうです。

全貌が明らかになるのを楽しみにしています。

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2022 年 8 月 9 日 (火)

フィールドワーク一日目

2022年8月9日と10日、二日間にわたって、岩座神において 京都府立大学文学部歴史学科 によるフィールドワークが行なわれました。

2022年8月 京都府大フィールドワーク

京都府立大学文学部歴史学科のみなさん。総勢18名だったかな。全員、フィールドワーク参加に先立って、PCR検査をして陰性であることを確認されたそうです。

他に、那珂ふれあい館 の安平館長と多可町地域おこし協力隊(多可町ファンクラブ )の黒川さんが参加されました。

一日目は、岩座神区有文書の調査。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 岩座神区有文書

公会堂の押し入れ下に鍵がかかる書庫があって、そこに、代々の区長が受け継いできた公文書が眠っています。その中で一番古いのは黒い長持ちの中に入っています。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 長持ちの蓋を開ける

長持ちの蓋を開けます。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 写真撮影
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 文書目録作成
2022年8月 京都府大フィールドワーク - 文書を写真撮影

一つ一つ取り出して、写真に撮影していきます。表紙だけ撮るものもあれば、一ページずつ撮るものもあります。

2022年8月 京都府大フィールドワーク - 文書目録作成

文書ごとに目録を作成します。今はまだ細かい内容には立ち入らず、文書の標題や概要と年代を確認するわけです。

2022年8月 京都府大フィールドワーク

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2013 年 4 月 23 日 (火)

「岩座神」棚田便り #3 2013年6月号

第3号の話題は、棚田オーナー草刈り・施肥と岩座神の七不思議その3「神光寺仁王門の樒」です。

岩座神棚田便り #3 2013-06

「岩座神」棚田便り #3 2013年6月号 (PDF版)

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2011 年 8 月 28 日 (日)

神光寺お般若

よくは分らないが、お寺のお盆みたいな感じか。先師祖霊の墓(お寺の坊さんたちの墓)に参ったりするのである。

「大般若会」というのは、例の、教典をパラパラパラーとめくって読んだことにする儀式(「転読」というんだそうな)のことだが、神光寺ではそういう良い加減な儀式はやらない。いや、やろうにも、600巻の大般若波羅蜜多経が現在の神光寺には無い。神光寺がかつては非常に栄えたお寺であったことは確かなことなので、ひょっとしたら、その昔はパラパラパラーをやっていたのかも知れない。何度かの火災によって、重要なものはみんな燃えてしまった。

今は住職すらいなくて、年に何回かの儀式には、別のお寺からお坊さんがやってくることになっている。

今回は蕎麦の種蒔きと日程が重なってしまったため、男衆でなく女衆が多く集った。

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2011 年 8 月 28 日 (日)

蕎麦種蒔き 二日目はお般若と重なった

二日目は朝から作業が出来た。ただし、神光寺の般若会と日程が重なったため、人数は昨日と比べて多くはない。

般若会は、出来る限り、女衆に出てもらった。しかし、寺当番の引継ぎがこの日にあるので、今回の寺当番と次回の寺当番は男衆が出ざるを得ない。

筆者(蕎麦係)も、寺当番で、お寺の掃除をしなければならなかったため、蕎麦の種蒔きには参加できなかった。

昨日の残りの田圃に、3台のトラクター(播種機付き)と2台の手押し播種機で蕎麦の種を蒔いた。

問題発生。蕎麦の種が足りなくなった。ネキリムシ対策の農薬も足りなくなった。わちゃー。蕎麦係の失策。何とかかんとか、蕎麦の種や農薬を都合して、どうにか乗り切ることが出来た。

般若会が終ったのと種蒔きが終ったのがほぼ同じ時刻の午後4時頃。

トラクターやら播種機やらの後片付けをして、5時ごろから、例のごとく、鶏肉のバーベキューとビールで慰労会。

やれやれ。何とか終った。

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2010 年 1 月 1 日 (金) 元日

岩座神の絵日記 2010年1月1日

初詣

絵日記 2010-01-01 初詣

明けましておめでとうございます。

岩座神の氏神である五霊神社に初詣する。写真は午前八時。僕は七時過ぎに参ったのだが、御当人さんを除いて、まだみんな来ていなかった。このごろ参集が少し遅いようである。

御神酒をいただいたり、お下がりの餅やするめを焚き火であぶって食べたりする。

絵日記 2010-01-01 初詣

引き続いて、里山の尾根にある広峯神社に詣でる。他の場所は近くまで車で行けるが、ここだけは結構きつい山道を歩いて登らなければならない。

しかし、稲の神様に参らないと豊作は期待できない訳だ。

絵日記 2010-01-01 初詣

広峯さんから降りたところから撮った岩座神の風景。正面の山は烏帽子山という。

絵日記 2010-01-01 初詣

最後に、岩座神のお寺である神光寺に詣る。

みんなで般若心経などを唱えて、お下がりの蜜柑をいただく。

以上で元日の仕事は終り。

本年もよろしくお願いします。

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2009 年 1 月 1 日 (木) 元日

岩座神の絵日記 2009年1月1日

元日

絵日記 2009-01-01 元日

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

絵日記 2009-01-01 元日

毎年、五霊神社と神光寺の初詣の様子を写真に撮ってきたのだが、今回、カメラを忘れて撮ることが出来なかった。

その代りに、何という事はない元日の風景を載せておこう。

二枚とも、午前11時ごろ。

絵日記 2009-01-01 元日

四時頃の写真。雪が降ってきた。

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2008 年 9 月 28 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年9月28日

棚田オーナー稲刈り

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

今日は棚田オーナー田の稲刈りとコンサート(棚田の集い)を行なう。

スタッフは朝8時に集まって、役割分担と段取りの確認をする。

稲木の準備とか、コンサートの舞台やテントの設営とか、かなり忙しい。

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

9時半ごろから棚田オーナーが集まってくる。コンサートに参加するバンドの人たちもやってくる。

10時に公会堂の前で挨拶をした後、各田圃に分れて、稲刈りを開始する。

稲刈り用の鎌(のこぎり鎌)を使って、手で刈る。

絵日記 2008-09-28 彼岸花

彼岸花。

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

刈った稲は、藁(わら)で束ねて、稲木に架けて天日干しにする。

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

おっとっと。

稲木は、足の組み方にコツがあって、それを知らないで適当に組むと、こんな具合に倒れるのである。

絵日記 2008-09-28 蕎麦の花

八月に蒔いた蕎麦の花が満開だ。

コンサート(棚田の集い)

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

12時すぎに稲刈り作業を終えて、棚田の集いの会場に集まって、お昼ご飯を食べる。

テントでは、焼きそば、雑ぜ御飯、飲物(ジュースとビール)を販売している。

自分たちで焼肉の準備をしてくるオーナーさんもいる。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

棚田の集いの第一部は、棚田オーナー有志による歌や踊りやスキット。

写真は、E区画のみなさん。ひょっこりひょうたん島の合唱。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

恒例になった伊藤さんたちによる韓国の農楽。

これは、見ごたえ、聴きごたえがあります。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

第二部はアマチュア・バンドによる演奏。

今年は、INFINITY BEAT、とろレモ、アンジェラの三組。

写真は、岩座神初お目見えの INFINITY BEAT。

「女の子のドラムって、かっこええなあ」とかっちゃん(誰)が言ってた。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

とろレモ。とろけるレモンの意味だそうです。

去年と同じように、テントの下での演奏になってしまった。

この中に雨男か雨女がいるんじゃなかろうか。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

おなじみのアンジェラ。

今回も、音響設備についてお世話になりました。

打ち上げ

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

舞台を撤収し、後片付けをして、夕方6時半ごろから打ち上げ。

ああ、疲れた。

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2008 年 1 月 1 日 (火) 元日

岩座神の絵日記 2008年1月1日

五霊神社初詣

絵日記 2008-01-01 五霊神社初詣

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

午前七時、岩座神のお宮さん(五霊神社)に初詣。参拝をすませて、火の周りで御神酒をいただく。

神職がいる訳ではないので、お当人と呼ばれる宮当番が世話取りをすることになっている。

神光寺初詣

絵日記 2008-01-01 神光寺初詣

八時半頃、みんな揃つて、岩座神のお寺(神光寺)に参る。

ここにも住職がいる訳ではないので、寺当番が世話取りをする。

甘酒を振舞ってもらった。

都会の人には判りにくいかも知れないが、岩座神には(と言うか、田舎であると都会であるとを問わず、伝統的な共同体ならどこでも、だと思うが)、共同体には共同体の宗教があるのである。それって、仏教ですか神道ですか、と言われると、ちょっと困るが、どっちでもあり、どっちでもない、重層的な構造を持ったものとして、確かに、共同体の宗教がある。単なる習俗だ、という人もいるかも知れないが、やはり、それは宗教だと思う。

さらに、この共同体の宗教とは別のレベルにおいて、家の宗教と個人の宗教とがある。

だからどうなんだ、と言われても困るけれど。

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2007 年 3 月 11 日 (日)

岩座神の絵日記 2007年3月11日

宮普請(枝打ち)

絵日記 2007-03-11 宮普請(枝打ち)

天候が良くなかったので、いつもより一時間遅く、午前九時に集合。先ずは火を焚いて、というのはいつもの事なので、今回は省略。

宮普請の日は、本来はお宮さんに関係した土木作業をするための日なのだが、毎度お宮さんの修繕をしている訳ではなくて、村の山林の仕事をする場合の方が多い。今日は枝打ちの作業だ。

植林した杉や桧の下枝を鉈(なた)や鋸(のこぎり)で剪り払う。今回は、地上から2メートルの高さまでの枝打ち。手を伸ばして届く所までの枝を剪ればオーケー。

もっと生育した所では、4メートルの高さまで枝を打つ場合があって、そのときは2メートルの梯子を使う。それ以上の高さの枝打ちは、素人には危險なので、岩座神ではしない。

絵日記 2007-03-11 宮普請(枝打ち)

昼は、各自、家に帰って食事。山の奥の方で作業する場合には、弁当を持っていって山の中で昼食をとることもあるが、最近では記憶にない。

午前中に仕事を中断したところまで再び登るのに一苦労する。

ずいぶん高いところまで登ってきて、傾斜もきつくなっている。45度ぐらいあるかな。

林の中が暗くて見えないぐらいに下枝が茂っている。

寒いので、あまり長い時間にわたって休憩を取る気になれない。そのせいか、仕事はとても捗ったような気がする。

絵日記 2007-03-11 宮普請(枝打ち)

この写真は、作業が完了に近付いたころに撮った。林の中が明るくて、上の写真とは別の場所のように見えるが、ほとんど同じ場所である。

枝打ちは肉体的にはきついのだが、仕事の成果がはっきりと目に見えるので、ある意味では楽しい仕事だ。

3時ぐらいに下山。

夕方5時から、公会堂で慰労会。「宮普請」なので、通常の山林作業では出ない御馳走が出る。

絵日記 2007-03-11 梅

休耕田に植えられている梅が咲いていた。

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