神光寺お般若
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読み物
よくは分らないが、お寺のお盆みたいな感じか。先師祖霊の墓(お寺の坊さんたちの墓)に参ったりするのである。
「大般若会」というのは、例の、教典をパラパラパラーとめくって読んだことにする儀式(「転読」というんだそうな)のことだが、神光寺ではそういう良い加減な儀式はやらない。いや、やろうにも、600巻の大般若波羅蜜多経が現在の神光寺には無い。神光寺がかつては非常に栄えたお寺であったことは確かなことなので、ひょっとしたら、その昔はパラパラパラーをやっていたのかも知れない。何度かの火災によって、重要なものはみんな燃えてしまった。
今は住職すらいなくて、年に何回かの儀式には、別のお寺からお坊さんがやってくることになっている。
今回は蕎麦の種蒔きと日程が重なってしまったため、男衆でなく女衆が多く集った。