メシポンバンド棚田コンサート楽曲集
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かつての棚田コンサートの常連であったメシポンバンド(メシアとポン四郎バンド)が棚田コンサートで歌った楽曲集です。
ただし、最後の「水と太陽の国で」は、棚田コンサートで歌われる筈だった曲ですが、実際に棚田コンサートが歌われることはありませんでした。
棚田のうた ~ふるさと加美の里へ~
私達メシポンバンドが若い頃連続出場を果たしてきた「棚田コンサート」は、フォークソングシンガーの“坂庭省悟さん”を始め審査員の方が見守る中、毎年優秀バンドが表彰されました。
私達は、この「棚田のうた ~ふるさと加美の里へ~」で出場した年、“2位”に入ることができました。賞品は何と!「地元産の卵、半年分」でした。
田んぼの真ん中で山積みの卵の箱を受け取り、バンドメンバーで分けて持って帰ろうとしてたら、他のバンドに目茶苦茶うらやましがられたのを覚えています。
しばらくメンバーのお家では、おいしい“たまごかけごはん”や“卵料理”を味わうことができ、「音楽やっててよかったなあ」と思った瞬間でした~。 (ポン四郎)
棚田のイネに
里山の自然と暮らしを守ろうと、全国に棚田オーナー制度というのがあります。
ある都会の若者が、棚田で田植えをして地元の人に管理してもらい、収穫を楽しみに1年を過ごす姿を想像して詩を書きました。
相棒の“うらめしあ”が曲をつけてくれて、兵庫県のとある棚田コンサート(収穫日に田んぼでライブする企画)でみんなで歌った思い出の楽曲です。(ポン四郎)
水と太陽の国で
稲刈りの日、田んぼでオリジナル曲を披露・演奏する棚田コンサート。
毎年曲を創り出演してきましたが、その中でも、夏のイメージを色濃く出した曲です。
水田に降り注ぐ“雨”と“太陽の光”が、私達の命を支えているのだと実感させられた「里山のよきイベント」でした。(ポン四郎)
収穫祭にて
毎年、収穫を祝って田んぼの中で行われる“棚田コンサート”に出演していました。それと、学校でビオトープを作り、イネを育てようというプロジェクトをしていた時期が重なってできた曲です。
里山の田園に訪れる四季のうつろい。自然が作る芸術に、勝るものは、ありませんね。(ポン四郎)
青空の光とともに
ぜひ皆さんに知ってほしい、この曲「青空の光とともに」のエピソードです。
20年以上前の話…私達メシポンバンドは、毎年兵庫県の山村で行われる「棚田コンサート」に参加し、“自然や農業に係わるオリジナル曲”を発表してきました。
そのコンサートは、卵やお米など地元の農産物が賞品で、みんな張り切って演奏したものです。メシポンバンドは子連れで参加していたので、それはそれは賑やかな、一年一度のイベントでした。
審査委員長は毎回、シンガーソングライターの「坂庭省悟」さん。稲刈りの終わった広い田んぼのステージで、出場者の演奏の後には坂庭さんのライブもあり、その歌声とともに、坂庭さんからの結果発表と講評を楽しみにしていました。
ところが…突然の訃報。坂庭さんが病気で亡くなられたのです。
次のコンサートに向け、坂庭さん追悼の曲を作ろうと、私達はいつにも増して力を入れましたが…残念なことに、その次の出演の機会はありませんでした。
20年間、未発表で眠り続けていたこの曲ですが、今ここに新たなアレンジで復活します。メンバー20年分の思いがこもった曲、聞いてください。(ポン四郎)