岩座神の絵日記 2007年9月2日
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防災訓練
今日は、町内で一斉に防災訓練が行われた。
朝8時にサイレンが鳴って、村中のものが公会堂に集った。
消防団の指導で、消火栓を使った初期消火の訓練をする。こういうのに慣れていない人こそ、ということで、女の人に操作をやってもらう。男たちは若いときに消防団に入っていたから、まあ、大丈夫だろうと言うことだ。
写真は、消火栓のコックをひねって放水を開始しようとしているところ。
こちらは筒先。
鹿柵点検
防災訓練は1時間ぐらいで終って、その後、男たちは宮普請(みやぶしん)の日役(ひやく)で、鹿柵の点検補修をする。
鹿柵(害獣防止柵)の点検は、毎年、春と秋の二回行っている。
ここ二三年、周囲の山から猪の姿が消えたような感じだ。そのため、柵の下部がめくりあげられているような個所はほとんど無い。
いつだったか、数人のおばさんたちと話をしたときの事だった。一人のおばさんがしみじみと言った。
「わたしら、町の方で住みたい思うときがあるわあ」
「ふうん、何で?」
「いやあ、いっぺんで良えさかい、鹿や狸が出て来やへん所で畑を作りたい」
という事で大笑いした。
この鹿柵のおかげで随分ましになっている。けれど、この夏にも、植えていた豆をきれいに鹿に食べられてしまった畑があった。
午後、草刈りの仕事があったのだが、カメラが故障して、写真を撮りそこねた。