2008 年 6 月 7 日 (土)
岩座神の絵日記 2008年6月7日
田植から三週間後の棚田オーナー田
前回に引き続いて、クラインガルテンの管理人さんから、田植をして三週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
2008 年 6 月 7 日 (土)
前回に引き続いて、クラインガルテンの管理人さんから、田植をして三週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
2008 年 6 月 15 日 (日)
6月15日の棚田オーナーの草刈り・肥料散布の様子です。
私は用事で欠席したので、クラインガルテンの管理人さんに写真を撮ってもらいました。
最初に、区画担当のスタッフから、作業の進め方についてのブリーフィング。
田圃の中に入って、肥料を散布する。
無理をすれば、畔から撒くことも出来なくはないけれど、そういう横着はしません。
石垣の草刈り。
棚田オーナーの作業は午前中で終り。午後、岩座神の役員だけで、鹿柵の補修作業が行なわれた。
2008 年 7 月 27 日 (日)
岩座神の夏の恒例行事、案山子祭。
案山子祭と言っても、中身は、オーナー田の施肥や草引き、マンネングサの挿し芽、アマゴつかみ、案山子作りと、いろいろと盛り沢山である。
去年の絵日記では、どの部分を紹介しようかと取捨選択に迷った挙げ句、15枚の写真を掲載して、案山子祭の全容をほぼもれなく記録した。案山子祭の内容は今年もそんなに変っていないので、今回の日記はちょっと手を抜く。詳しいことが知りたい人は、去年の絵日記を見てください(何じゃ、そりゃ)
2007-07-22 岩座神の絵日記 2007年7月22日
アマゴつかみの生簀を準備しているところ。
去年は水量が多すぎたため、川に生簀を作ることが出来ず、公会堂の駐車場にブルー・シートで臨時の生簀を作ったが、やっぱり、本当の川の方が良いね。
早く来たオーナーの人たちが手伝ってくれている。
午前中、棚田オーナーの人たちは、田圃に肥料を散布したり、草を引いたりする。
この肥料は穂肥(ほごえ)と言って、もうすぐ出て来る稲の穂の生育を助けるためのもの。稲の生育状態を見ながら与えないといけないので、区画によっては、担当のスタッフが施肥をすませているところもある。
施肥以外の作業としては、田圃の中に生えている稲以外の草を引き抜いたり、田圃の回りの草刈りをしたりである。
オーナー田の作業と並行して、マンネングサの挿し芽が行なわれる。作業の主体は、神戸大学からの学生ボランティアと、岩座神の年長者(何故か、老人会と言ってはいけないことになっている)。
こちらの方が時間がかかるので、田圃での作業を終えた棚田オーナーの人たちにも手伝ってもらった。
お昼前から、アマゴつかみ大会。
川に準備した天然の生簀に200匹近いアマゴを放して掴み取りする。
これはねえ、アマゴには気の毒だけれど、面白いですよ。
捕まえたアマゴは塩焼きにして食ってしまう。
うまい。冷たいビールがあれば、言うことなし。
昼食は、このアマゴの塩焼きとカレー・ライス。
午後は、のんびりと昼寝をしたり、持ってきた材料で案山子を作ったりする。
川に入って、まだ逃げ延びているアマゴを追いかけている人も沢山いた。
完成した案山子はオーナー田の区画に立てる。
2008-07-27 案山子のポートレート 2008
2008 年 7 月 27 日 (日)
オーバーオールを着た野良作業姿の女の人ですね。
星。
風で倒れないかと少し心配です。
去年、竹のとんぼで一等賞を取った工藤さんの作品。
今年はかぐや姫。
オーソドックスな野良作業姿。
案山子と言うよりは、豊作祈願の呪物でしょうか。
天秤棒で肥桶(こえたご)を担いでいます。
「宇宙の棚田」?
「がんばれ日本 in 北京」。イケメンのアスリート。
「おもろー」。
つなぎを着た野良作業姿。
真っ黒に日焼けしたひまわり。
『ハウルの動く城』の案山子、呪いをかけられた王子のカブ。
人気が高いですね。前にも一度登場したことがありました。
「侍7」。
ポニョ、ですね。
頑丈そうな女性のロボット。
スピード社の水着を着た、これは、やっぱり、北島康介でしょう。
豊作を祈願した米俵と鼠の案山子。
雨風に曝すのが勿体ない。
2008 年 8 月 17 日 (日)
今日は蕎麦の種蒔きの共同作業である。
朝八時、集まって、作業の段取りを打ち合わせる。
手押しの種蒔き機で種を蒔いているところ。
種蒔き機は四台あるのだが、一台は調子が悪くて使えなかった。
一台ずつ分れて作業するよりも、三台まとまって作業する方が、田圃一枚あたりにかかる時間が短くなるので、気分的に楽だな。
なお、種蒔き機を押していない人は、殺虫剤を散布している。
棚田オーナーの人が一組手伝いに来てくれた。
トラクターで蕎麦の種を蒔いているところ。三条分を一度に蒔くことが出来る。
狭い田圃や、出入りが難しい田圃は、トラクターでは作業できないのが難点だ。
*
午後三時頃に作業を完了。
午前中はしのぎやすかったが、午後は暑くてしんどかった。
2008 年 8 月 31 日 (日)
秋の宮普請。
お宮さんの当番(御当人)は五霊神社の掃除などをするが、他の者は、害獣防止柵の点検整備や、山林の整備作業をすることになっている。
害獣防止柵(鹿柵)の点検作業のときに見つけたゴミ。道路の近くの場所なので、どこかの馬鹿が車から捨てたものだと思われる。
缶ビールの空き缶やら、コンビニ弁当の容器やら。
害獣防止柵(鹿柵)の点検は午前のうちに簡単に終った。
今日の作業のメインは、例年、アストラゼネカに草刈りをしてもらっているあたりの整備作業である。
ボランティアを受け入れるのにも、それなりに準備作業が必要な訳だ。
ただいま休憩中。
二週間前に蒔いた蕎麦が順調に成育している。
2008 年 9 月 28 日 (日)
今日は棚田オーナー田の稲刈りとコンサート(棚田の集い)を行なう。
スタッフは朝8時に集まって、役割分担と段取りの確認をする。
稲木の準備とか、コンサートの舞台やテントの設営とか、かなり忙しい。
9時半ごろから棚田オーナーが集まってくる。コンサートに参加するバンドの人たちもやってくる。
10時に公会堂の前で挨拶をした後、各田圃に分れて、稲刈りを開始する。
稲刈り用の鎌(のこぎり鎌)を使って、手で刈る。
彼岸花。
刈った稲は、藁(わら)で束ねて、稲木に架けて天日干しにする。
おっとっと。
稲木は、足の組み方にコツがあって、それを知らないで適当に組むと、こんな具合に倒れるのである。
八月に蒔いた蕎麦の花が満開だ。
12時すぎに稲刈り作業を終えて、棚田の集いの会場に集まって、お昼ご飯を食べる。
テントでは、焼きそば、雑ぜ御飯、飲物(ジュースとビール)を販売している。
自分たちで焼肉の準備をしてくるオーナーさんもいる。
棚田の集いの第一部は、棚田オーナー有志による歌や踊りやスキット。
写真は、E区画のみなさん。ひょっこりひょうたん島の合唱。
恒例になった伊藤さんたちによる韓国の農楽。
これは、見ごたえ、聴きごたえがあります。
第二部はアマチュア・バンドによる演奏。
今年は、INFINITY BEAT、とろレモ、アンジェラの三組。
写真は、岩座神初お目見えの INFINITY BEAT。
「女の子のドラムって、かっこええなあ」とかっちゃん(誰)が言ってた。
とろレモ。とろけるレモンの意味だそうです。
去年と同じように、テントの下での演奏になってしまった。
この中に雨男か雨女がいるんじゃなかろうか。
おなじみのアンジェラ。
今回も、音響設備についてお世話になりました。
舞台を撤収し、後片付けをして、夕方6時半ごろから打ち上げ。
ああ、疲れた。
2008 年 10 月 7 日 (火)
今年もまたアストラゼネカの「高齢化する村を応援するプロジェクト」が岩座神にやって来てくれた。
今年で三年目だ。
C-day というのは、"Contribution day" (社会貢献活動の日) という事だそうだ。
今年は、農道と里山の境にある「かっぺき」と石垣の草刈りをやってもらった。
写真ではよく見えないが、お揃いのトレーナーを着て、アストラゼネカのロゴが入った軍手を穿いている。
楽しくやるプロジェクトなのが良いですね。
作業後の交流会。
岩座神のメンバーが十数人まじっているが、もちろん、大半はアストラゼネカの従業員の人たちだ。今年は約100人だった。
鶏肉を焼いて、ビールを飲みながら、楽しく語り合う。
岩座神 2008年10月7日 アストラゼネカ C-day 作業の結果 きれいになった「かっぺき」と石垣。
草に隠れていた立派な石垣がはっきりと見えるようになった。さすが、100人の力は素晴らしい。
*
アストラゼネカ:C-day 高齢化する村を応援するプロジェクト
2007-10-10 岩座神の絵日記 2007年10月10日 (昨年)
2006-11-01 岩座神の絵日記 2006年11月1日 (一昨年)
2008 年 10 月 11 日 (土)
朝八時に集合して、秋祭の準備を始める。
いつも、一番始めにやることは、幟(のぼり)の旗竿を立てる作業だ。
先に支柱を立てておいて、下側の臍穴に棒を通して、支柱と竿をゆるく結合する。下側の臍穴と棒は丸いので、そこを起点にして、竿を回転して立てるのだ。
ロープで確保しながら、うぉーりゃー、と竿を立てる。
竿が真っ直ぐに立ったら、上側の臍穴に棒を通し、かんぬきを挿して抜けないようにする。
幟の旗竿が立ったら、それぞれ役割に従って、別の作業を始める。
写真は、参道に灯籠を提げているところ。
幟を揚げようとしているところ。
参道の橋には、曳山車(ひきやま)のための歩み板が設置されている。
曳山車(ひきやま)の飾付けをしているところ。
この他に、お当人さんたちがお宮さん(五霊神社)の掃除や献撰(けんせん)をしたり、隣保長二人が福引の買物をしたりする。
昼休みの会食をはさんで、午後三時ごろに全部の準備が完了した。
夜はそれぞれの家で、帰省してきた親戚や招いた知人などと一緒に、秋祭の晩餐(鋤焼き、鯖寿司というあたりが定番かな)を楽しむ。
八時過ぎから、曳山車(ひきやま)を曳いて、お宮さんに向って上がっていく。
一時間以上たっぷり時間をかけて参道をのぼる。
そして、宮入り。
この後、餅撒きの行事がある訳だが、申し訳ないが、今年も僕は餅を撒く役目だったので、写真は撮れなかった。(餅を撒く役目でなければ写真が撮れるかというと、それも実は期待薄である。餅を拾う楽しみも捨てがたいのである。)
*
なお、12日(日)が秋祭の本宮だが、朝早くにお当渡し(お宮さんの当番交替)の行事があるが、その他には特に何もない。そして、午後の三時には、祭の後片付けにかかる。
ということで、本宮の方は割愛させてもらう。
2008 年 10 月 13 日 (月) 体育の日
秋晴れの好天に恵まれて、棚田オーナーの脱穀作業が予定通り、体育の日に行なわれた。
写真は、稲木で天日干しした稲をコンバインで脱穀しているところ。
ビデオで見ると、もっとよく分る。
さすが、10年目のベテラン、Tさんの仕事ぶりは見事の一言ですね。
脱穀して収穫した籾の袋を運んでいるところ。けっこう重いです。
手伝おうとしたら、「あかん、オーナーさんに重さを味わってもらえ」と制止された。
これを乾燥機に入れて更に水分調整をし、籾摺(もみすり)機に掛けて籾殻を取ると、やっと玄米になる。
棚田オーナーの脱穀作業と並行して、マンネングサの植え付け作業が行なわれた。作業に当たるのは、神戸大学のボランティア学生と、岩座神の年長者。
脱穀作業が終った棚田オーナーにも手伝ってもらう。
午前中で仕事を終って、みんなで豚汁と新米のおにぎりで昼ごはんを食べる。
旨いですよ。
収穫祭会場の遠景。
のんびりとご飯をたべながら、案山子コンテストの投票を行なう。
今年の案山子コンテストの結果は以下の通り。
賞 | 区画 | かかし | 賞品 |
---|---|---|---|
一等賞 | D-3 | おもろー | 岩座神の米(白米) 20 kg |
二等賞 | A-2 | 星 | 15 kg |
三等賞 | F-2 | 米俵とネズミ | 10 kg |
2008-07-27 案山子のポートレート 2008
2008 年 10 月 19 日 (日)
岩座神の十月は忙しい。
今日は、蕎麦の刈取り、と言うか、刈り倒し作業である。
草刈り機で蕎麦を刈って倒していく。
適当に刈れば良いというのではなくて、片側に寄せるようにして倒して行く。
後でスレッシャーで脱穀するときに、集めやすいようにするわけだ。
休憩中。
蕎麦刈りの仕事は午前中で完了した。
来週の週末(土曜日と日曜日)に蕎麦の脱穀作業を予定しているのだが、週間天気予報によると、金曜日あたりから天気が悪くなるそうなので、ちょっと心配である。
2008 年 10 月 28 日 (火)
25日(土)から26日(日)にかけて予定されていた蕎麦の脱穀は、天候が悪くて延期された。田圃に刈り倒した蕎麦が湿っていて、脱穀できない状態だったのだ。
しかし、次の週末まで待っていると蕎麦の実が落ちてしまうので、28日(火)~30日(木)に脱穀作業が行なわれた。
平日なので、作業に出ることが出来ない者も多かった。実は僕もそうで、一日ぐらい出たかったのだが、会社の仕事が滅法忙しくて、叶わなかった。
男たちだけでは手が足りないので、老人会も婦人会も、出られる人はみんな出てくれた。
写真は、クライン・ガルテンの管理人さんから貰った。