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2008 年 9 月 28 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年9月28日

棚田オーナー稲刈り

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

今日は棚田オーナー田の稲刈りとコンサート(棚田の集い)を行なう。

スタッフは朝8時に集まって、役割分担と段取りの確認をする。

稲木の準備とか、コンサートの舞台やテントの設営とか、かなり忙しい。

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

9時半ごろから棚田オーナーが集まってくる。コンサートに参加するバンドの人たちもやってくる。

10時に公会堂の前で挨拶をした後、各田圃に分れて、稲刈りを開始する。

稲刈り用の鎌(のこぎり鎌)を使って、手で刈る。

絵日記 2008-09-28 彼岸花

彼岸花。

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

刈った稲は、藁(わら)で束ねて、稲木に架けて天日干しにする。

絵日記 2008-09-28 棚田オーナー稲刈り

おっとっと。

稲木は、足の組み方にコツがあって、それを知らないで適当に組むと、こんな具合に倒れるのである。

絵日記 2008-09-28 蕎麦の花

八月に蒔いた蕎麦の花が満開だ。

コンサート(棚田の集い)

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

12時すぎに稲刈り作業を終えて、棚田の集いの会場に集まって、お昼ご飯を食べる。

テントでは、焼きそば、雑ぜ御飯、飲物(ジュースとビール)を販売している。

自分たちで焼肉の準備をしてくるオーナーさんもいる。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

棚田の集いの第一部は、棚田オーナー有志による歌や踊りやスキット。

写真は、E区画のみなさん。ひょっこりひょうたん島の合唱。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

恒例になった伊藤さんたちによる韓国の農楽。

これは、見ごたえ、聴きごたえがあります。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

第二部はアマチュア・バンドによる演奏。

今年は、INFINITY BEAT、とろレモ、アンジェラの三組。

写真は、岩座神初お目見えの INFINITY BEAT。

「女の子のドラムって、かっこええなあ」とかっちゃん(誰)が言ってた。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

とろレモ。とろけるレモンの意味だそうです。

去年と同じように、テントの下での演奏になってしまった。

この中に雨男か雨女がいるんじゃなかろうか。

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

おなじみのアンジェラ。

今回も、音響設備についてお世話になりました。

打ち上げ

絵日記 2008-09-28 棚田の集い

舞台を撤収し、後片付けをして、夕方6時半ごろから打ち上げ。

ああ、疲れた。

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2008 年 8 月 31 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年8月31日

宮普請

秋の宮普請。

お宮さんの当番(御当人)は五霊神社の掃除などをするが、他の者は、害獣防止柵の点検整備や、山林の整備作業をすることになっている。

岩座神 2008年8月31日 山に捨てられたゴミ

害獣防止柵(鹿柵)の点検作業のときに見つけたゴミ。道路の近くの場所なので、どこかの馬鹿が車から捨てたものだと思われる。

缶ビールの空き缶やら、コンビニ弁当の容器やら。

絵日記 2008-08-31 秋の宮普請

害獣防止柵(鹿柵)の点検は午前のうちに簡単に終った。

今日の作業のメインは、例年、アストラゼネカに草刈りをしてもらっているあたりの整備作業である。

ボランティアを受け入れるのにも、それなりに準備作業が必要な訳だ。

ただいま休憩中。

絵日記 2008-08-31 蕎麦の生育状況

二週間前に蒔いた蕎麦が順調に成育している。

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2008 年 8 月 17 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年8月17日

蕎麦の種蒔き

絵日記 2008-08-17 蕎麦の種蒔き

今日は蕎麦の種蒔きの共同作業である。

朝八時、集まって、作業の段取りを打ち合わせる。

絵日記 2008-08-17 蕎麦の種蒔き

手押しの種蒔き機で種を蒔いているところ。

種蒔き機は四台あるのだが、一台は調子が悪くて使えなかった。

一台ずつ分れて作業するよりも、三台まとまって作業する方が、田圃一枚あたりにかかる時間が短くなるので、気分的に楽だな。

なお、種蒔き機を押していない人は、殺虫剤を散布している。

棚田オーナーの人が一組手伝いに来てくれた。

絵日記 2008-08-17 蕎麦の種蒔き

トラクターで蕎麦の種を蒔いているところ。三条分を一度に蒔くことが出来る。

狭い田圃や、出入りが難しい田圃は、トラクターでは作業できないのが難点だ。

*

午後三時頃に作業を完了。

午前中はしのぎやすかったが、午後は暑くてしんどかった。

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2008 年 7 月 27 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年7月27日

棚田オーナー案山子祭

岩座神の夏の恒例行事、案山子祭。

案山子祭と言っても、中身は、オーナー田の施肥や草引き、マンネングサの挿し芽、アマゴつかみ、案山子作りと、いろいろと盛り沢山である。

去年の絵日記では、どの部分を紹介しようかと取捨選択に迷った挙げ句、15枚の写真を掲載して、案山子祭の全容をほぼもれなく記録した。案山子祭の内容は今年もそんなに変っていないので、今回の日記はちょっと手を抜く。詳しいことが知りたい人は、去年の絵日記を見てください(何じゃ、そりゃ)

2007-07-22 岩座神の絵日記 2007年7月22日

絵日記 2008-07-27 案山子祭

アマゴつかみの生簀を準備しているところ。

去年は水量が多すぎたため、川に生簀を作ることが出来ず、公会堂の駐車場にブルー・シートで臨時の生簀を作ったが、やっぱり、本当の川の方が良いね。

早く来たオーナーの人たちが手伝ってくれている。

絵日記 2008-07-27 案山子祭

午前中、棚田オーナーの人たちは、田圃に肥料を散布したり、草を引いたりする。

この肥料は穂肥(ほごえ)と言って、もうすぐ出て来る稲の穂の生育を助けるためのもの。稲の生育状態を見ながら与えないといけないので、区画によっては、担当のスタッフが施肥をすませているところもある。

施肥以外の作業としては、田圃の中に生えている稲以外の草を引き抜いたり、田圃の回りの草刈りをしたりである。

絵日記 2008-07-27 案山子祭

オーナー田の作業と並行して、マンネングサの挿し芽が行なわれる。作業の主体は、神戸大学からの学生ボランティアと、岩座神の年長者(何故か、老人会と言ってはいけないことになっている)。

こちらの方が時間がかかるので、田圃での作業を終えた棚田オーナーの人たちにも手伝ってもらった。

アマゴつかみ

お昼前から、アマゴつかみ大会。

川に準備した天然の生簀に200匹近いアマゴを放して掴み取りする。

これはねえ、アマゴには気の毒だけれど、面白いですよ。

絵日記 2008-07-27 案山子祭

捕まえたアマゴは塩焼きにして食ってしまう。

うまい。冷たいビールがあれば、言うことなし。

昼食は、このアマゴの塩焼きとカレー・ライス。

絵日記 2008-07-27 案山子祭

午後は、のんびりと昼寝をしたり、持ってきた材料で案山子を作ったりする。

川に入って、まだ逃げ延びているアマゴを追いかけている人も沢山いた。

完成した案山子はオーナー田の区画に立てる。

2008-07-27 案山子のポートレート 2008

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2008 年 7 月 27 日 (日)

案山子のポートレート 2008

A-1

案山子祭 2008年 A-1

オーバーオールを着た野良作業姿の女の人ですね。

A-2

案山子祭 2008年 A-2

星。

風で倒れないかと少し心配です。

A-3

案山子祭 2008年 A-3

去年、竹のとんぼで一等賞を取った工藤さんの作品。

今年はかぐや姫。

B-1

案山子祭 2008年 B-1

オーソドックスな野良作業姿。

B-2

案山子祭 2008年 B-2

案山子と言うよりは、豊作祈願の呪物でしょうか。

C-3

案山子祭 2008年 C-3

天秤棒で肥桶(こえたご)を担いでいます。

C-4

案山子祭 2008年 C-4

「宇宙の棚田」?

D-1

案山子祭 2008年 D-1

「がんばれ日本 in 北京」。イケメンのアスリート。

D-3

案山子祭 2008年 D-3

「おもろー」。

つなぎを着た野良作業姿。

D-4

案山子祭 2008年 D-4

真っ黒に日焼けしたひまわり。

E-1

案山子祭 2008年 E-1

『ハウルの動く城』の案山子、呪いをかけられた王子のカブ。

人気が高いですね。前にも一度登場したことがありました。

E-2

案山子祭 2008年 E-2

「侍7」。

E-3

案山子祭 2008年 E-3

ポニョ、ですね。

E-4

案山子祭 2008年 E-4

頑丈そうな女性のロボット。

F-1

案山子祭 2008年 F-1

スピード社の水着を着た、これは、やっぱり、北島康介でしょう。

F-2

案山子祭 2008年 F-2

豊作を祈願した米俵と鼠の案山子。

雨風に曝すのが勿体ない。

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2008 年 6 月 15 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年6月15日

棚田オーナー草刈り・肥料散布

6月15日の棚田オーナーの草刈り・肥料散布の様子です。

私は用事で欠席したので、クラインガルテンの管理人さんに写真を撮ってもらいました。

絵日記 2008-06-15 棚田オーナー草刈・肥料撒布

最初に、区画担当のスタッフから、作業の進め方についてのブリーフィング。

絵日記 2008-06-15 棚田オーナー草刈・肥料撒布

田圃の中に入って、肥料を散布する。

無理をすれば、畔から撒くことも出来なくはないけれど、そういう横着はしません。

絵日記 2008-06-15 棚田オーナー草刈・肥料撒布

石垣の草刈り。

鹿柵の補修

絵日記 2008-06-15 鹿柵の補修

棚田オーナーの作業は午前中で終り。午後、岩座神の役員だけで、鹿柵の補修作業が行なわれた。

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2008 年 6 月 7 日 (土)

岩座神の絵日記 2008年6月7日

田植から三週間後の棚田オーナー田

前回に引き続いて、クラインガルテンの管理人さんから、田植をして三週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。

Aブロック

絵日記 2008-06-07 田植から三週間後のオーナー田 A区画

Bブロック

絵日記 2008-06-07 田植から三週間後のオーナー田 B区画

Cブロック

絵日記 2008-06-07 田植から三週間後のオーナー田 C区画

Dブロック

絵日記 2008-06-07 田植から三週間後のオーナー田 D区画

Eブロック

絵日記 2008-06-07 田植から三週間後のオーナー田 E区画

Fブロック

絵日記 2008-06-07 田植から三週間後のオーナー田 F区画

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2008 年 5 月 24 日 (土)

岩座神の絵日記 2008年5月24日

田植から一週間後の棚田オーナー田

クラインガルテンの管理人さんから、田植をして一週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。

それぞれの区画看板といっしょにどうぞ。

Aブロック

絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 A区画
絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 A区画

Bブロック

絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 B区画
絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 B区画

Cブロック

絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 C区画
絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 C区画

Dブロック

絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 D区画
絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 D区画

Eブロック

絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 E区画
絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 E区画

Fブロック

絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 F区画
絵日記 2008-05-24 田植から一週間後のオーナー田 F区画

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2008 年 5 月 18 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年5月18日

棚田オーナー田植祭

絵日記 2008-05-18 棚田オーナー田植え祭

田植に先だって、三組のベテラン・オーナーさんに感謝状と記念品を贈呈した。

岩座神の棚田オーナー制度は今年で12年目なのだが、最初の頃から続けて參加してくれているオーナーさんも数多くあって、写真の藤田さんのグループが11年目、鳥谷さんと児玉さんが10年目である。

藤田さんは、本当なら、10年目の去年、感謝状を贈るべしだったのだが、うっかり忘れておりました。申し訳ない。

絵日記 2008-05-18 棚田オーナー田植え祭

最初は、スタッフが苗の植え方を教える。

しかし、最初の一列(四株)か二列を植えるだけで、後はオーナーさんに任せて、手を出さない。

絵日記 2008-05-18 棚田オーナー田植え祭

一つの区画(田圃)は、二つから四つに分れていて、それぞれのグループが割当ての個所を植えていく。

グループによって人数にばらつきがあるので、早く植え終わる所と遅くなる所が出て来る。

早く終ったグループには遅い所を手伝ってもらう。作業の開始と終了は区画単位で際をつけて、各グループがばらばらに行動することが無いようにしてもらっている。お互いに和気靄々と交流してもらう事も大切な事なのだ。

絵日記 2008-05-18 棚田オーナー田植え祭

他の棚田地域では、たいていの場合、棚田が住宅とは少し離れた所にあるのだが、岩座神では、棚田と住宅が隣接し、混在している。棚田がある所に、住宅も建っていて、これが岩座神の棚田の重要な特徴の一つになっている。

絵日記 2008-05-18 棚田オーナー田植え祭

十時過ぎから田植を始めて、正午にはすべての田圃で作業が済んだ。

いつものように、五霊神社の参道で、五目御飯と鶏のバーベキューで、お昼御飯である。一時半ごろまで、わいわいと賑やかに楽しんだ。

2008年 棚田オーナー田植え祭

デジタル・カメラでビデオを撮って、YouTube にアップロードしてみた。

デジタル・カメラだと、あっと言う間に記録媒体のメモリが消費されるので、あまり長いビデオは撮れなかった。

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2008 年 4 月 13 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年4月13日

絵日記 2008-04-13 桜

毎年、棚田オーナー対面式を行う頃、公会堂の前の桜が咲く。

今年もきれいに咲いた。

やって来たオーナーの中にも、デジカメや携帯を向けている人が多かった。

スタッフ(岩座神の住人)は9:00に公会堂に集合して準備にかかる。

9:30を過ぎた頃から、ぼちぼちとオーナーの人達がやってきて、受付で契約書を交したり、年間の会費(50,000円)を納入したりする。

今年は、棚田オーナー制度を始めて、12年目の年である。

継続參加する人が多いのだが、今年は19組中6組が新しい人たちだ。

対面式が始るまで、しばらく、お互いに入り混じって、うだうだ言ったり、ぶらぶらしたりする。

棚田オーナー対面式

10:00から平成20年度の棚田オーナー対面式が始る。

以下がその式次第(司会進行は農会長)。

  1. あいさつ (棚田保全推進協議会会長)
  2. 村の役員紹介 (区長、副区長兼棚田保全推進協議会会長、会計、土木係兼そば作り担当、山林係兼中山間事業担当、副農会長兼棚田オーナー担当、農会長)
  3. 農業講演 (西脇農業改良普及所:「食糧自給率について」)
  4. オーナー自己紹介
  5. オーナー田の区画抽選(6ブロック19区画)およびブロック担当者紹介
  6. 電話連絡網調整
  7. 看板作成
  8. 記念写真
  9. 割当区画確認
  10. 解散 (自由解散)
絵日記 2008-04-13 棚田オーナー対面式

今年は、講師さんが早く帰らなければならないと言うことで、農業講演をプログラムの最初の方に持ってきた。「だんだん、種が尽きてきたので」という事で、食糧自給率の話であった。面白いと言うと語弊があるが、日本の総合食糧自給率は恐ろしいぐらいに低いのである。

え? 食「糧」じゃなくて食「料」って書くの? 嘘でしょう。

と思ったら、農林水産省からして「食料自給率」とか書いている。

こんなもん、誤字だと思うね、僕は。認めません。お役人が誤字を広めてどうすんのかね。

区画の割当だが、今年は、新しい人たちだけ、別に抽選を行なった。そのまま抽選を行なって、新しい人ばかりのブロックが出来てしまうと、ちょっと具合が悪い。そこで、6つあるブロックのそれぞれに1組の新しい人たちが入るようにした訳だ。

絵日記 2008-04-13 棚田オーナー対面式

あらかじめ村で用意しておいたブロックごとの看板にオーナーの筆を入れて貰う。

自分たちの区画のところに、グループ名を記して、思い思いに絵を描いたり、希望や決意を表明する言葉を書いたりする。

絵日記 2008-04-13 棚田オーナー対面式

出来上った看板を持って、ブロックごとおよび全員で記念写真を撮る。

記念撮影を済ませた後、担当者と一緒に、抽選で当った区画を確認に行く。

以上で対面式は終了。丁度、お昼前で、流れ解散である。

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2008 年 3 月 9 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年3月9日

春の宮普請

絵日記 2008-03-09 春の宮普請

岩座神では、年に二度、春と秋に、氏神である五霊神社の社殿や境内を整備するための日が設けられていて、「宮普請(みやぶしん)」と呼ばれている。今日が春の宮普請である。

宮普請と言いながら、御当人(おとうにん、宮当番)以外は山に入って枝打ちや間伐をしたりする事もある。と言うか、その方が一般的である。

今日は、午前中はお宮さんの境内の整備。

写真は、伐り落したホソバタブの大枝を片付けているところだ。

五霊神社の境内には、県の天然記念物に指定されたホソバタブの大木が3本あるのだが、いくつかの太い枝や幹の中が空洞になっていて、強い風が吹くと(あるいは何もしなくても)折れて落ちる心配があった。

お宮さんの境内は、棚田オーナー行事でもよく使う場所なので、安全のために、少し前に専門家に依頼して、危険性が大きい大枝を伐り落して貰ったのである。費用は50万円だったそうだ。

この他、車止めのチェーンを設置したりした。

絵日記 2008-03-09 春の宮普請

午後、いくつかの班に分れて、木造の橋にクレオソートを塗ったり、欄干のペンキを塗り替えたりする。

我が班は、岩座神の入口に立っている歓迎大看板の塗り替えである。

外枠部分と裏側はクレオソートを塗る。内側部分は、文字以外は、茶色の木工用ペイントである。

絵日記 2008-03-09 春の宮普請

看板の文字の部分は水性のアクリル・ペイント。

「棚田と」はミント・グリーンの純色。

「七不思議の里」はレッドとイエローとグリーンを適当に混ぜた色である。数人ですったもんだの議論をしながら色を決めた結果、こうなった。僕はレッドの純色を推奨したのだが、通らなかった。

「岩座神」は、写真では白に見えるが、クリームの純色である。

絵日記 2008-03-09 春の宮普請

化粧直しが済んだ歓迎大看板である。

四時前に作業を終了して、一旦、全員帰宅。五時半に再度集合して、村で行う葬儀の取り決めについて協議をする。そして、その後、宮普請恒例の慰労会。

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2008 年 2 月 10 日 (日)

岩座神の絵日記 2008年2月10日

獣害防止柵点検

絵日記 2008-02-10 獣害防止柵点検

岩座神は昨日から雪である。

朝の8時に集合して、いつものように4つの班に分れて、獣害防止柵(鹿・猪対策の柵)の点検を行う。

最近、岩座神の山には猪がいないらしく、柵の下の土が掘られたり、金網がめくりあげられたような個所は一つも無かった。倒木などによる被害も皆無で、ほとんど補修する必要がなかった。

10時前に作業は完了。

農業施設点検

絵日記 2008-02-10 農業施設点検

柵の点検を済ませた後、今度は二班に分れて、農業施設点検を行う。

主として用水路、農道、畦畔(けいはん、あぜ)の点検だが、山際の田圃など、農地そのものの荒廃が心配される個所も調べる。

写真は、南東の斜面の田圃。

絵日記 2008-02-10 農業施設点検

岩座神の最南端の田圃を検分している。

遠くから写真を撮っているので、「あんたは点検に加わらなくて良いのか」と言われそうだ。しかし、今回は、こういう写真を撮れと要望されたのである。何かの報告書に証憑として添付するらしい。

絵日記 2008-02-10 農業施設点検

去年の10月にアストラゼネカの援農隊が草刈りをしてくれた斜面である。

山際の石垣は、以前は、生い茂った草や竹に隠れて見えなかったものだ。これは、その向うに棚田があるわけではなく、鹿や猪を防ぐための石垣だ。

2007-10-10 岩座神の絵日記 2007年10月10日

絵日記 2008-02-10 農業施設点検

山の中の水口(みなくち、取水口)の近くにある泥ためを点検しているところ。

ゆね(用水路)は田圃の生命線だ。

絵日記 2008-02-10 農業施設点検

点検作業は午前中に終った。

こうやって、あらためて岩座神を歩いてみると、いろいろと発見があって面白かった。

写真は、中道の一つ上の、広峰さんに通じる農道からの眺めである。このあたりは眺望のポイントとしてお奨めの一つだな。

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