読み物 - キーワード 「農作業」

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2006 年 2 月 1 日 (水)

岩座神の予定表 2006年版

岩座神の年間行事予定表、2006年版です。

済んだ分については「絵日記」を掲載する予定です。

日付 種別 行事 絵日記
2006-01-22 (日) 蕎麦打ち大会(2005年度) 2006-01-22
2006-02-05 (日) 鹿柵(獣害防止柵)点検 2006-02-05
2006-03-12 (日) 宮普請 無期延期
2006-04-16 (日) 対面式 2006-04-16
2006-05-14 (日) 田植え祭 2006-05-14
2006-06-11 (日) 草刈り・肥料散布 2006-06-11
2006-07-02 (日) 川刈り 雨のため中止
2006-07-09 (日) 川刈り(予備日) 2006-07-09
2006-07-23 (日) 草引き・案山子祭 2006-07-23
2006-08-20 (日) 蕎麦種蒔き 2006-08-20
2006-09-03 (日) 宮普請(猪・鹿柵点検) 絵日記なし
2006-09-24 (日) 稲刈り・棚田の集い 2006-09-24
2006-10-07 (土) 秋祭宵宮 2006-10-07
2006-10-08 (日) 秋祭 絵日記なし
2006-10-09 (月) 体育の日 脱穀・籾摺り・収穫祭 2006-10-09 / 2006-10-09(続き)
2006-10-22 (日) 蕎麦刈取り 2006-10-22
2006-10-28 (土) 蕎麦脱穀 2006-10-28
2006-10-29 (日) 蕎麦脱穀 2006-10-29
2006-11-05 (日) 蕎麦脱穀(予備日) 作業完了のため中止
2006-11-19 (日) 蕎麦選別・出荷 2006-11-18
2006-12-17 (日) 餅つき大会・藁細工教室 2006-12-17
2007-01-21 (日) 蕎麦打ち大会(2006年度) 2007-01-21

★印は棚田オーナー行事、○印は住民の出役作業、◎印はその他の行事です。

○印は岩座神住民の義務としての労働という色合が濃いもので、棚田オーナーやクラインガルテン住民に参加が要求されているものではありません。ただし、手伝ってもらうのは何時でも歓迎しています。

なお、天候などに左右されて予定が変更されるかもしれません。

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2006 年 4 月 1 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年4月1日

何ということもない土曜日

絵日記 2006-04-01 何ということもない土曜日

特に何ということもない土曜日の午後五時前である。

うちの裏の田圃から岩座神の村を眺めたところだ。

岩座神の棚田は、石垣が綺麗なことと、棚田と住居が混在していることが特徴だ。

そして、真後ろに見えるのが千ヶ峰である。

絵日記 2006-04-01 何ということもない土曜日

かわって、ほぼ同じところから南側を眺めたところ。

田圃が鋤き返されているのがわかるだろう。ほぼ一ヶ月後、ゴールデン・ウィークのころ、水田にして田植えをする。

畔が輝くように白い。これは、畔がコンクリートで固めてあるからだ。数年前、岩座神では、補助金を得て、棚田の畔をすべてコンクリートで塗り固めた。

棚田の風景を写真に収めようとしてやって来るアマチュア・カメラマンたちには、このコンクリートの畔は、すこぶる評判が悪い。草が生えた土の畔の方が絶対に良い、という訳だ。

そういう人たちにとっては、棚田を耕耘しているのが、小さいとは言え、トラクターだったりするのも気に食わないのだと思う。

あなたは、トラクターや田植機やコンバインが写った棚田の写真を見たことがあるか? 無いだろう。彼らは、自分の頭の中にある「棚田」の風景にそぐわない物を絶対に写さない。

農耕牛が鋤を引いていたりしたら大喜びでシャッターを切るのだろうが、そうはイカのキンタマ、タコが引っぱる。申し訳ないが、写真家の都合は二の次だ。

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2006 年 5 月 4 日 (木) 国民の休日

岩座神の絵日記 2006年5月4日

代掻き

絵日記 2006-05-04 代掻き

岩座神では、毎年、ゴールデン・ウィークの頃に田圃の代掻きをする。

代掻きというのは、田圃を水田(泥んこの田圃)にする作業だ。あらかじめ鋤き起しておいた田圃に水を入れ、再び、耕耘して泥田にし、でこぼこを均す。

棚田と言っても、岩座神の田圃はそこそこの大きさがあるので、耕耘にはトラクターを使う。耕耘機を使う家もあるが、それはごく少数だ。

絵日記 2006-05-04 代掻き

田圃に水を入れているところだ。

それぞれの田圃は「ゆね」と呼ばれる水路から水を引入れる。一つの「ゆね」からは、複数の田圃が水を取るようになっているのだが、「ゆね」の水利権には「上が先」という不文律があって、上流側の田圃から先に水を取って良い決りになっている。

そんなわけで、すぐ上の田圃は既に代掻きが終っているのに対して、この田圃は今やっと水を引入れている状態だ。

絵日記 2006-05-04 代掻き

この写真では、「上が先」という決りとは逆に、下の田圃の方が先に水を引入れたように見える。これは、それぞれの田圃の「ゆね」が違うからだ。

水が豊富にある時は良いのだが、そうでない場合には、水利をめぐって喧嘩が生ずることもある。

代掻きが終ると、だいたい、一週間以内に田植をすることになる。

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2006 年 5 月 9 日 (火)

岩座神の絵日記 2006年5月9日

田植え

絵日記 2006-05-09 田植え

平日だが、有給休暇を取って田植えをした。

7日の日曜日に予定していたのだが、雨で中止せざるを得なかったのである。

棚田オーナーの人達には苗を手で植えてもらっているけれども、岩座神の住民は田植機を使う。

この写真は、4条植の乗用式田植機の運転席からの眺めだ。

この田圃は大きいので、作業が楽な方だ。湾曲部があるのが難点だが、曲っていない田圃は岩座神にはほとんど無いので、文句を言っても仕方がない。

絵日記 2006-05-09 田植え

平地部の耕地整理の出来た田圃では条数の多い田植機が使えるが、岩座神の棚田ではあまり大きな機械は使えない。田圃への進入路が狭くて坂道だったり、田圃自体が小さかったり細長かったりするので、大きな田植機では身動きが取れないのである。

この田圃も、本当は、4条植の田植機でも、ちょっと辛いものがある。行って帰って、もう一度行くと帰って来られなくなってしまうのだ。さらに、田圃の幅が4条の倍数になっていない、という点も問題だ。

どうするか、と言うと、「植えずに行く」という行程をどこかに入れたり、「4条のうちの2条の植付け動作を止める」というテクニックを使ったりして、何とか、ごまかすのだ。

数年前までは、歩行式(機械の後から付いて歩くやつ)の2条植でやっていた。時間はかかるけれど、その方が綺麗に植える事が出来た。

しかし、歩行式は非常に体力を使う。泥田を歩くのは本当にしんどい。乗用式を使い始めると、歩行式には戻れないのである。

歩いた跡が残っているのは、補植(植え直し)をしたからだ。

田植機が回転する四隅や、進入路の近くは、田植機では植えることが出来ないので、手で植えなければならない。それに加えて、田植機が失敗したところも、手で植え直す。この田圃はかなり失敗が多かった。

絵日記 2006-05-09 田植え

朝の9時前から始めて、昼食をはさみ、3時過ぎに田植機での作業を終った。

田植機を洗って返して(そう、実は借物なのだ)、少し補植をして、今日の作業はおしまい。やれやれ。

今度の日曜日は、棚田オーナーの田植祭。

田植が済んだ後、しばらく経って、苗が伸び始めた頃の風景がお奨めだな。

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2006 年 5 月 14 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年5月14日

棚田オーナー田植祭

絵日記 2006-05-14 棚田オーナー田植祭

毎年、ゴールデン・ウィークの次の日曜日は、棚田オーナーの田植祭だ。

棚田オーナー一組の田圃は約100平方m、つまり、10m x 10m ぐらい。写真の田圃は細長くて、4区画に分れている。

泥田に入って、手で苗を植える。

普通の長靴は泥田では役に立たない。泥に埋って、脚を抜くときに、すっぽりと脱げてしまう。農家は泥田用の細長くて柔らかい長靴を使うのだが、オーナーの人達は普通は素足で田圃に入る。

子供を連れてくるオーナーも多い。中には、おしめが取れていない小さい子を泥田の中に立たせて、泣き出しても構わずに「大丈夫、大丈夫。すぐに慣れる」と言っていた豪快なお母さんもいた。

絵日記 2006-05-14 棚田オーナー田植祭

何と言っても田植と稲刈りは頭数が勝負なので、助っ人を連れてくるオーナーも多い。一区画に四~五人という組が多いかな。二~三人だと、ちょっと辛いようだ。

田圃の外に立って見ているのは、岩座神のスタッフだ。

10時20分ごろから植え始めて、人数の多い組だと、11時半ごろには植え終る。先に植え終った組の人には、遅れている組を手伝ってもらう事になっている。全部の組が植え終って、後片付けも済むと、ちょうど12時ごろになる。

絵日記 2006-15-14 棚田オーナー田植え祭

お昼御飯は、岩座神の婦人会が作る混ぜ御飯(五目飯)と、鶏肉とキャベツのバーベキューだ。

混ぜ御飯は、タケノコと木の芽が入っていて、なかなか旨い。

バーベキューの方は、道具と火と鶏肉とキャベツをスタッフが準備して、オーナーが自分たちで好きなように焼いて食べる。これも旨い。

飲物は、一人につき一缶のビールまたは茶・ジュース・コーヒーが棚田保存会からオーナーに提供される。

バーベキューに追加する食材や二缶目以降のビールを持ってくるオーナーも多い。

絵日記 2006-05-14 棚田オーナー田植祭

昼食の会場は、五霊神社の参道だ。12時ごろから始めて、1時半過ぎまで、わいわい、がやがやと、あちこち入り乱れて、飲み食いしながら、語り合って、楽しく過す。

流れ解散でオーナーの人達が帰っていった後、横断幕や幟旗、バーベキューの道具など、祭の後片付けをする。そして、反省会でまた少し飲み足して、やっとお終い。

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2006 年 6 月 4 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年6月4日

宮普請

絵日記 2006-06-04 宮普請

宮普請というのは、お宮さんの保守作業で、毎年、春と秋の二回行われる。

今年は、3月12日に春の宮普請が予定されていた(岩座神の予定表 2006年版を参照のこと)のだが、雨で流れた。予備の日も次々に雨で流れたり、他の予定が入っていたりで、とうとう、今日になってしまった訳だ。2006-02-01 岩座神の予定表 2006年版

絵日記 2006-06-04 宮普請

宮普請と言っても、お宮さんに関係の無い仕事をする場合も多い。村山の下草刈りとか、枝打ちとか、害獣柵の点検とか。(ただし、その場合でも、お当人だけは神社の掃除をする。また、夕方は、少し早めに仕事をおわって、宴会をするのが恒例だ。)

今日は、お宮さん(五霊神社)の参道と境内を、土を入れて補修する作業を行った。

朝の8時から始めて、たっぷり、夕方まで働いた。へとへとである。

夕方の酒宴は無し。3月12日に宴会だけは済ませていたのである。がちょーん(古っ)。

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2006 年 6 月 11 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年6月11日

棚田オーナー 肥料散布・草刈り

絵日記 2006-06-11 棚田オーナー 肥料散布・草刈り

♪「世の中にはぁー、地味なものとぉー、派手なものがある。あ、ソレソレソレソレ。地味ぃ、地味ぃ、地味ぃ、地味な将来の夢は、習字の先生。」(© 嘉門達男)

という訳で、棚田オーナー行事の中で最も地味な「肥料散布・草刈り」である。

写真は、石垣から肥料を手で撒いているところ。

農家が肥料を撒く場合は、このように手で撒くこともあれば、動力散布機を使うこともある。

絵日記 2006-06-11 棚田オーナー 肥料散布・草刈り

写真は、鎌を使って、石垣の草を刈っているところ。

かつては畔の草も刈っていたが、今はほとんど全部の畔がコンクリートで固められているので、畔には草が生えない。

農家が草刈りをする場合は、鎌を使うのはごく稀で、たいていは動力草刈り機を使う。

絵日記 2006-06-11 棚田オーナー 肥料散布・草刈り

写真の所では、田圃の中に入って肥料を撒いている。田圃ごとのコーチング・スタッフによって、若干、指導方針に違いがある訳だ。

この時期の水田にはオタマジャクシがいっぱいいるので、小さい子供を連れてきたら喜ぶと思う。

作業は午前中で終了し、流れ解散となる。みんな揃っての昼食は無し。

やっぱり、地味やね。

おまけ

絵日記 2006-06-11 棚田と千ヶ峰

午後、向い田(東南斜面の田圃)の草刈りをした。そのとき、山際の少し高い所から、カメラを北北西に向けて撮った写真だ。

右上のピークが千ヶ峰。

手前の田圃は休耕田で、蕎麦の作付を予定している。うっすらと白いのは、実は、蕎麦の花である。昨年の収穫時にこぼれた種が芽を切って蕎麦が生えているのだ。実は入らないと思うけれど。

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2006 年 7 月 2 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月2日

田圃の様子

絵日記 2006-07-02 田圃の様子

今日は「川刈り」作業が予定されていたのだが、朝方、かなりの雨が降っていたので、来週に順延された。昼前には雨も上がったのだが、一旦中止と決めた事をやり直すようなことはしない。僕自身は一日のんびりさせて貰ったが、空いた一日を田圃の草刈をして過す人が多かった。みんな偉いなあ。

写真は棚田オーナー田のA区画。

絵日記 2006-07-02 田圃の様子

この写真は僕が植えた田圃だ。棚田オーナー田とは違って、機械で植えてある。

前の絵日記(6月23日)で、クラインガルテンの管理人さんが「稲もマダマダだし、蛍もまだみたい。稲が心配でたまりません」と書いていたのだが、この一週間ぐらいでずいぶんと生長したようだ。

岩座神の絵日記 2006年6月23日

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2006 年 7 月 23 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月23日

案山子祭

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

天候が心配されたのだが、予定どおり、案山子祭が行われた。

名前は「案山子祭」だけれど、内容は棚田オーナーの案山子作りにとどまらず、あれこれと盛り沢山だ。

まず、オーナー田の草取りと施肥。田圃の中に入って雑草を引き抜いたり、穂肥(ほごえ)をやったりする。草刈りをやったオーナーもいた。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

オーナー田の草取り・施肥と並行して、マンネン草の挿し芽を作る作業が行われる。

ポリポットに真砂土(まさつち)を入れて、マンネン草を挿し芽する。

これは、棚田オーナーの仕事ではなくて、神戸からやって来る学生ボランティアと村の老人たちとの共同作業だ。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

昼前、オーナー田の草取りと施肥が終ると、子供たちのためのイベント、「アマゴの掴み取り」が始まる。

いつもの年だと大人の参加者も少なからずいるのだが、今年は子供だけだ。この写真ではよく分らないが、先日来の雨で川の水量が増えていたために、アマゴを放す生簀を広く取れなかった。大人は遠慮してもらったのだ。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

昼食はアマゴの塩焼とカレーライス。

アマゴは、確か、250尾用意されていたと思う。今年は、持ってきて、そのまま焼かれたのも多かった筈だ。いつもの年なら、全部、一旦は川に放すのだけれど。

どっちにせよ、アマゴには気の毒なことだ。しかし、旨い。

カレーライスは岩座神の婦人会が大鍋で作ってくれた。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

食事が終ると、棚田オーナーたちは、思い思いに案山子を作り始める。

子供たちの注目を浴びているのは、制作途上の「稲ばうぁー」だ。

とまあ、なかなか、内容の濃い一日だ。

ここに紹介した5枚の写真だけでは、この日の岩座神の賑やかさや、スタッフの忙しさを伝えきれない。

2006-07-23 案山子のポートレート 2006

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2006 年 8 月 5 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年8月5日

出穂

絵日記 2006-08-05 出穂

八月に入ってから暑い日が続いている。ここ二三日は猛暑と言ってよいぐらいに暑い。

稲の穂が出始めた。

写真を撮ったのは、5月9日の絵日記 - 田植えの二枚目の写真、そして、7月2日の絵日記 - 田圃の様子の二枚目の写真と同じ田圃だ。

2006-05-09 岩座神の絵日記 2006年5月9日 2006-07-02 岩座神の絵日記 2006年7月2日

オーナー田では、田植えが少し遅い関係もあって、まだ穂が出ていないようだが、それも、もうすぐだろう。

絵日記 2006-08-05 出穂

稲の穂の近接撮影。花が咲いている。

僕のような素人同然の農家が作っても、このように立派に花を咲かせて、やがて米になってくれる訳だ。何か、申し訳ないような気持ちだ。

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2006 年 8 月 13 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年8月13日

ヘリコプター

絵日記 2006-08-13 ヘリコプター

ヘリコプターで農薬の撒布をしているところ。JA が委託を受けてしている共同防除作業だ。

確か、去年までは、「岩座神では難しいから」という事で、ヘリコプターは使わず、背負い式の撒布機を使っていたと思う。

斜面ばかりだし、電柱や電線などの障害物は多いし、民家が近接しているし、田圃は小さいし、と、悪条件が重なっているから、まあ、ヘリコプターは無理なんだろうなと思っていた。

絵日記 2006-08-13 ヘリコプター

ヘリコプターと言っても、ラジコンの小さな無人機だ。

ただし、ガソリン・エンジンを積んでいて、軽トラックに乗せるには少し大きい。値段は、軽トラックより遥かに高いのだろう。よく知らない。

この狭い場所に着陸して、農薬を積替え、再び離陸して行った。

オペレータが上手なのか、機械が良くできているのか、見ていて惚れ惚れするような綺麗な飛び方をした。ホバリング時の安定感なんか見事なものだった。

オーナー田 D区画

絵日記 2006-08-13 オーナー田の様子

アンパンマンに守られたオーナー田のD区画。

写真でははっきりと見えないが、稲の穂が出ている。ただし、まだ、真っ直ぐに立っている。

A区画など、岩座神でも低い位置の田圃では、穂が重くなって垂れはじめている。

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2006 年 8 月 20 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年8月20日

蕎麦の種蒔き

絵日記 2006-08-20 蕎麦の種蒔き

朝8時から蕎麦の種蒔き作業である。

本当は昨日の午後から種蒔き作業をする予定だったのだが、昨日は朝方に降った雨のために土が濡れていたので作業が出来なかった。

写真は、蒔種機を付けたトラクターで種を蒔いているところだ。耕起と蒔種が一度に出来るので作業効率が良い。

いきなり種を蒔く訳ではなく、一ヶ月ほど前から、何度も土を鋤いたり、除草をしたりして、田圃の準備をする必要がある。

蕎麦は結構手間がかかって大変だ。

絵日記 2006-08-20 蕎麦の種蒔き

こちらの写真は、トラクターで耕起した後、人力の蒔種機(「ごんべえ」という機種名だ)を使って種を蒔いている所。

ちょっと前までは、全部、こうやって人力で種を蒔いていた。これがかなりの重労働なのだ。

全部トラクターでやれば良いようなものだが、トラクターに付ける蒔種機は数に限りがある。全部で6台、すなわち、トラクター2台分しか無い。

それに、蒔種機を付けたトラクターは全長と重量が増えて扱いが難しくなるので、狭い田圃や、出入口が急な坂になっている田圃は、人力で種を蒔かなければならない。

絵日記 2006-08-20 蕎麦の種蒔き

三組の棚田オーナーが蕎麦の種蒔きを手伝ってくれた。

蕎麦に関係した作業は棚田オーナーの行事に組み込まれていないので、全くのボランティアだ。

非常に暑い中、人力の作業の方を手伝ってもらって、本当に有難かった。

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