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2001 年 4 月 1 日 (日)

岩座神棚田オーナー・アンケート結果

以下は、西脇農業改良普及センターが2001年1月に発表した「岩座神棚田オーナーアンケート結果」です。ただし、氏名や住所などのプライバシーに関わる項目は詳細を伏せます。

アンケートの対象者

平成9~11年度のオーナーで、平成12年現在オーナーで無い方、17名。

回答者数:10名。

No. 氏名 H9 H10 H11 H12 住所 性別 年齢 人数 形態 回答
1 NK - - - 大阪市 32 5 家族
2 NI - - 大阪市 44 3 家族 -
3 MY - - 神戸市 43 5 家族
4 MK - - 川西市 39 4 家族 -
5 SN - - 三田市 58 10 家族
6 YK - - 明石市 38 5 家族
7 YA - - - 大阪市 49 2 夫婦 -
8 FM - - - 神戸市 40 5 家族
9 KY - - - 西宮市 54 3 家族
10 IY - - - 姫路市 34 5 家族
11 TM - - 三木市 39 5 家族
12 AH - - 明石市 38 4 家族 -
13 TO - - - 箕面市 52 4 家族
14 MH - - - 西宮市 43 4 家族 -
15 TT - - - 明石市 52 6 家族
16 TK - - - 明石市 48 2 家族 -
17 NM - - - 加古川市 50 6 家族 -

問 5 動機

質問

棚田オーナー制に申し込まれた動機をお聞かせください。

回答

回答数 10

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • 田舎、いわゆる田園風景への憧れがあり、それを共有できる「オーナー」という表現に惹かれました。また、自分のみならず妻や子供を含めて家族で体験できる機会を持てることが素晴らしいと思いました。
  2. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    1. 岩座神が好き。
    2. 加美町が好き。
    3. 米を作る文化と環境を守らなければいけないという思い。
    4. 米を作る体験をしたかった。
    • 平成11年度は、電車で通える明石市の田を借りました。12年度は三木市の瑞穂地区にコープこうべが開いたエコファームに野菜畑を借りています。
  3. 三田市 SN さん 女 61歳 H9-H10年度オーナー
    • 自然環境豊かな御地で、楽しい時間を過ごしたかったので応募いたしました。
  4. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 子供たちにお米ができるまでの過程を知って欲しかったため。
    • 西区にもすぐ近くに田んぼがあります。冬場に田んぼのところで凧揚げをしたとき、凧が田んぼに落下した。しかし、子供は凧を取りに田んぼに入らなかった。理由を聞くと「牛のフンがまいてあるから」。そのとき田んぼには、牛のフンの固まりは無く、完全に鋤き込んであったにもかかわらず。
    • これではいけないと思い、水田の役割、お米のできるまでを子供たちに身をもって知って欲しく思い、申し込みました。
  5. 明石市 YK さん 男 41歳 H9-H10年度オーナー
    • 子供たちに自然の恵みを体験させてあげたかったので。
    • お米の出来方、何気なく食べていたお米の有難さなど、作っている人の苦労がわかればいいかなと思って。
  6. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • 実家(大分県)で幼い頃から米作りをする農家で育ってきました。そして、季節の移り変りを稲作の作業を通じて感じていました。大学進学時に家を離れて以来、触れることのなくなった稲作に子供とともに取り組めるオーナー制に強く惹かれ応募しました。
  7. 大阪市 NK さん 男 35歳 H9年度オーナー
    • 子供がいて土に触れさせ、伸び伸び育てるという教育方針の保育所に通わせていた当時、田んぼを自分の手で育てられる企画を新聞を通じて知り、応募しました。
    • また、応募と同時に現地に見学に行き、落ち着いた村の雰囲気や風土、そして、とてもやる気のあるような活発さみたいなものに惹かれ、オーナーに申し込みました。
  8. 三木市 TM さん 女 43歳 H10年度オーナー
    • 田んぼが好きなので、田植えや稲刈りをしてみたかった。岩座神地区が美しいので。
  9. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 子供のとき私が経験したことを、多感なときの息子達に体験させてやりたかった。
  10. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 手植えの田植え、手刈りの稲刈りが経験できるということで、昭和20~30年代の農業を体験し、土と共に汗を流したいと思った。

問 6 総評

質問

実際に棚田オーナーになられてどうでしたか。該当する番号に○をおつけ下さい。

回答

No. 選択肢 人数  
1 期待していた以上だった。 3 ■■■
2 期待どおりだった。 2 ■■
3 期待していたのとは少し違っていた。 5 ■■■■■
4 期待していたのとは大きく違っていた。 - -

問 7 期待どおりだった点

質問

問 6で 1 または 2 とお答えになった方にお聞きします。具体的にどういった点が期待以上、期待どおりでしたか。

回答

回答数 4

  1. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 人々との交流が良かった。加美町の他の施設や自然(山やりんご園、ロッジ)を利用して益々人の暮らす理想郷を見ることが出来ました。
  2. 大阪市 NK さん 男 35歳 H9年度オーナー
    • 自分の手で出来る点。地元の方がとても協力的であって、好意的であった点。
  3. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 子供たちが楽しそうに服の汚れも気にせず、腰が痛い痛いと言いつつも一生懸命にしているのを見て、うれしく思い、参加させて良かったと思いました。
  4. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 自ら田植えをし、稲刈りをし、その米を食べることの素晴らしさ。

問 8 期待と違った点

質問

問 6 で 3 または 4 とお答えになった方にお聞きします。具体的にどういった点が期待とは違っていましたか。

回答

回答数 5

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • オーナーは「お客様」的に扱われていた。地元の方に接待されているようで申し訳ないと感じた。反面、もう少し同じレベルで農作業や準備を分担させて頂いた方が、参加意識が高まるようにも思った。
  2. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 棚田に関するイベントについて、集落の人々がオーナーを迎えるシステムに疑問が残った。
    • 5万円を支払って契約しているが、各イベントの準備はほとんど集落の人達だけで行なっている姿を見るとオーナーでお手伝い出来る部分、両者が一緒に取り組むシステムの方がより交流につながるのではと思う点、少し期待していたのとは違っていた。
  3. 明石市 YK さん 男 41歳 H9-H10年度オーナー
    • 面積がもう少し広いかなと思っていました。
  4. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • 草刈り作業や稲刈りの日時が決まっていたため、子供の学校行事との重複で参加できずに、植えていただいたお米をいただいただけと言う印象でした。
    • 作業に関してご指導をいただく立場ですから、こちらの都合で「この日に行かせて下さい」というのは難しい状況だったと思いますが、たとえ収穫がぐんと減ったとしても、自分達の手でやりたかったなと残念でした。 ある期間の中で自由に行けて作業し、もう少し自分たちの田という意識が持てたら良かったのにと思います。
  5. 三木市 TM さん 女 43歳 H10年度オーナー
    • 岩座神の人達があんまり田舎の人という感じではないこと。(すみません。私のイメージは30年くらい古いのかもしれません)

問 9 交流イベント

質問

各交流イベントに参加されたご感想について、該当する個所に○をおつけください。

回答

4月 オーナー対面式

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 2 ■■
2 良かった。 4 ■■■■
3 普通だった。 1 ■■■■
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 - -

5月 田植え祭り

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 5 ■■■■■
2 良かった。 5 ■■■■■
3 普通だった。 - -
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 - -

6月 草刈りと肥料撒き

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 - -
2 良かった。 6 ■■■■■■
3 普通だった。 3 ■■■
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 1

7月 案山子づくり、あまごつかみ、他

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 6 ■■■■■■
2 良かった。 3 ■■■
3 普通だった。 1
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 1
6 参加しなかった。 0 -
  • 一名の方が、案山子づくりは大変良かったが、あまごつかみは良くなかったと回答。

9月 稲刈り、棚田コンサート

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 3 ■■■
2 良かった。 5 ■■■■■
3 普通だった。 - -
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 2

10月 収穫祭

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 4 ■■■■
2 良かった。 5 ■■■■■
3 普通だった。 - -
4 あまり良くなかった。 1
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 - -

12月 藁細工教室

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 2 ■■
2 良かった。 3 ■■■
3 普通だった。 - -
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 5 ■■■■■

1月 蕎麦打ち大会

No. 選択肢 人数  
1 大変良かった。 1
2 良かった。 1 ■■
3 普通だった。 2 ■■
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -
6 参加しなかった。 6 ■■■■■■

問 10 イベントに対する要望

質問

交流イベントの回数や内容について、こうして欲しかったなどのご意見をお聞かせください。

回答

回答数 7

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • 問 8 でも申上げたとおり、もう少し「お客様」的に扱わず、同じ様な村民レベルで労力や費用を負担するようにしてもらった方が、お互いに気持ちが楽ではないかと思った。
  2. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 一つは問 8 で述べています。
    • 集落の運動会または町の運動会等へのオーナーの参加などがあればと思う。町の運動会があれば岩座神チームとして参加するものです。
  3. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • 村の方々の準備(炊き出し)に大変恐縮してしまいました。おいしくて有り難かった半面、「お客さん」で申し訳ない気もしました。各自弁当持参でもよかったのではと感じました。
  4. 大阪市 NK さん 男 35歳 H9年度オーナー
    • 地元の方と個人的に交流できる場があれば良かった。
  5. 三木市 TM さん 女 43歳 H10年度オーナー
    • 女性の方たちとの交流があまりなくて残念でした。
  6. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • イベントの回数はこれぐらいで良いかと思います。
    • 7月 : かかしづくりは初めてで難しかったけど楽しみました。あまごつかみは一部のグループのみで終わり、楽しみにしていたのに参加できずガッカリしました。
    • 10月 : 慣れている方と思いますが、同じ方がずーっと世話をやき、せっかくの経験があまりできず残念。
    • 世話役の方、また村の奥様方には大変なご苦労をおかけし、ありがとうございました。
  7. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 毎月1回がちょうど良かった。

問 11 料金

質問

オーナーを経験されての料金 5 万円について、該当する番号に○をおつけ下さい。

回答

No. 選択肢 人数  
1 安すぎると思った。 - -
2 少し安いと思った。 1
3 妥当だと思った。 6 ■■■■■■
4 少し高いと思った。 3 ■■■
5 高すぎると思った。 - -

問 12 特産物

質問

特産物進呈(1万円相当)について、該当する番号に○をおつけ下さい。

回答

No. 選択肢 人数  
1 とても良かった。 5 ■■■■■
2 良かった。 4 ■■■■
3 普通だった。 1
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -

問 13 特産物の内容について

質問

特産物の内容について、こういうものが良かったなどのご意見をお聞かせください。

回答

回答数 7

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • 特産品は有り難かったが、地元で穫れた「普通の野菜」などでもいいと思った。
  2. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 卵 : コープで売っているのでずっと買っています。本物の味をずっと守ってください。
    • 地鶏めしの具 : 店で見かけません。ゆうぱっくで売ってください。
  3. 三田市 SN さん 女 61歳 H9-H10年度オーナー
    • すべて。
  4. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 松か井の水を加えてはどうでしょう。
  5. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • 手作りのお餅に皆さんのお気持ちが込められているようで、大変おいしくいただきました。
  6. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 葉わさびは珍しくて良かった。もう少し販売しても良いと思う。りんごもたくさんいただいて驚きました。
  7. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • わさび、地卵などが良かった。

問 14 集落の対応

質問

集落の対応について、該当する番号に○をおつけ下さい。

回答

No. 選択肢 人数  
1 とても良かった。 5 ■■■■■
2 良かった。 4 ■■■■
3 普通だった。 1
4 あまり良くなかった。 - -
5 良くなかった。 - -

問 15 集落への要望

質問

集落の対応について、こうして欲しかったなどのご意見をお聞かせください。

回答

回答数 6

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • とても大事にしていただき、有り難く思いました。もっと村民と同様に労働など負担させてもらっても良かったと思いますが、それにしても有り難く思っています。
  2. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 若い人との出会いがあれば、息子や娘は喜んだと思います。
  3. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 集落の対応というより、オーナー制度についての意見として問 8 で述べました。
    • 集落の皆様にはオーナー対応等大変ご苦労様と思っています。
  4. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • お世話下さる方々の間でも、色々な考えの方がおられるのは当然のことと思いますが、その意見の違いが対応の違いに表れて戸惑うこともありました。
    • 問 8 に関連して、稲刈りを別の日にして欲しいという要望は一度聞き入れていただいたのですが、当日の判断で稲刈りがすべて済んだあとに事後承諾という形の報告で、とてもとても残念な気持ちでした。
  5. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 今のままで良いと思いますが、応対されるのは男性のみで、奥様方とも打ち解けたらと思いました。
  6. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 特にないが、強いて言えばもう少し各オーナーに入り込んでくるようなコミュニケーションの取り方でも良い。

問 16 家族や友人の感想

質問

オーナー制にご一緒に参加されたご家族やご友人の方々のご感想があればお聞かせください。

回答

回答数 7

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • 田舎の景色や自然に接することができ、楽しい思い出として感謝しています。また、田植えや稲刈りをしたい。棚田のある農家で暮らしたい。農家に住んだり、泊りたい。おいしいあのお米が食べたい。
  2. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 穏やかな人々、健康な大人たちと付き合えて、不信感いっぱいだった息子の心が健康になりました。本人にとってどこよりも故郷になったと思います。
  3. 三田市 SN さん 女 61歳 H9-H10年度オーナー
    • 孫たちは、学校で体験を発表したそうです。
  4. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 妻は加美町までの距離が少し遠いと感じていました。日曜日8時30分には家を出発しないと10時には着かないため、子供たちを起して用意して行くには慌ただしかった。
    • 子供達は集落の人々が公民館に来るとき、バイクのエンジンを切って(坂の上の人)集まってくること、正月のしめ飾りを作るおじさんの笑顔と技が大変印象深かったと言っています。
  5. 大阪市 NK さん 男 35歳 H9年度オーナー
    • オーナー側の意志(意見)と集落側(加美町)との意志(意見)の交換の場がなかった。一方的行事設定があり、交流というより行事という雰囲気があった。もう少し交流し対話をすれば、また違った広がりが出来るような気がした。
  6. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 子供たちが多かったので、初めての経験ばかりで皆とても喜んでいました。
  7. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 皆良かったと言っている。

問 17 オーナーをやめた理由

質問

オーナー制を経験されて、翌年度に再契約されなかった理由をお聞かせください。

回答

回答数 10

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    1. 子供が大きくなり、家族で参加する機会が少なくなった。
    2. 迷っているうちに申し込み期間が過ぎた。
  2. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 遠くて時間が取りにくくなった。息子が就職して運転してくれるときが少なくなったため。
  3. 三田市 SN さん 女 61歳 H9-H10年度オーナー
    • 私が車の運転が出来ませんので、ドライバーの確保が出来なかったためです。
  4. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • 子供の一人が少年野球に入り、日曜日に練習があるため、再契約を諦めました。
  5. 明石市 YK さん 男 41歳 H9-H10年度オーナー
    • 主人の仕事の関係で休みが合わなかったことと子供が大きくなったので。
    • 距離的にも遠いかなと思って。
  6. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • 私がオーナー制に申込みをした熱い稲作への思いが、十分に満たされたという実感がなかったからでしょうか。また、幼い子供を連れての往復(時には宿泊もしましたが)が、ちょっとしんどかったです。
  7. 大阪市 NK さん 男 35歳 H9年度オーナー
    • 時間的に無理があった。
    • 行事に参加する日時が合わなかった。
    • 翌年度の契約について案内がはっきり分らなかった。
  8. 三木市 TM さん 女 43歳 H10年度オーナー
    • 子供が大きくなって、全員参加が難しくなった。(色々用事が出来てきて)
  9. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 中学生(当時2年)が多いので、父兄の希望で受験勉強があるので。またいつかきっと参加したいそうです。
  10. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 4月に転勤の可能性があったので。(実際にはなかった)

問 18 他のオーナー制

質問

現在、他の棚田オーナー制に参加されていますか。また、参加したいと思われますか。該当する番号に○をおつけ下さい。

回答

No. 選択肢 人数  
1 現在、参加している。 - -
2 現在は参加していないが、他のオーナー制も経験したことがある。 3 ■■■
3 現在は参加していないが、他のオーナー制を経験したいと思う。 1
4 機会があれば、また岩座神のオーナー制に参加したいと思う。 6 ■■■■■■
5 参加したいとは思わない。 1
  • 2 の「他のオーナー制」の内訳は、大屋町オーナー、能勢長谷棚田オーナー、神戸学生センター・グリーン・グループ。

問 19 他のオーナー制を選んだ理由

質問

問 18 で 1 または 2 または 3 とお答えになった方にお聞きします。岩座神と比較して、他のオーナー制を選ばれた理由を教えてください。

回答

回答数 3

  1. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 一人でも参加できる。JR で行ける。(西明石の個人とグループ3人程の私的契約を経験)
  2. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • どちらのオーナー制に参加しても、その地方の独自のあり方がありとても楽しい。岩座神はこじんまりとして、まるで故郷に帰ったような気持ちになれて嬉しかった。
    • 時間的にきついところがあるので、前日より泊れる場があればと。(大屋町オーナー制度を経験)
  3. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • 岩座神(平成9年度)に落選したので、次年度は長谷の棚田に応募した。(能勢市長谷の棚田オーナー制度を経験)

問 20 棚田、農村、農業について

質問

棚田、農村、農業などについて、あなたの思いをご自由にお書きください。

回答

回答数 10

  1. 神戸市 MY さん 男 46歳 H9-H10年度オーナー
    • オーナーについてはお客様でなく、村民と同じレベルでお付き合いしたいと思いました。今は更に田舎への憧れは強まっています。
    • いわゆる「週末田舎人」になりたいと相変わらず思っています。農家に泊ったり、暮らしてみたい。そういう意味では棚田オーナーに留まらず、家屋や田畑の賃貸借も含めた田舎の棚田地域のトータルなオーナー、あるいは棚田ファンクラブのような制度を望みます。
    • ご無沙汰しておりました。また機会がありましたら、何らかの企画に参加させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
  2. 西宮市 KY さん 女 57歳 H10年度オーナー
    • 日本の文化として、地球の環境として残さなければならない大切なもの。
    • 年間通しの参加だけでなく、時々の参加やイベント参加、同窓会など「少しだけ町民」の場があると、棚田や田、畑、山林を多くの力で守ることが出来ると思います。
  3. 三田市 SN さん 女 61歳 H9-H10年度オーナー
    • また、良い仲間を見つけて参加できる日を楽しみにしています。
  4. 神戸市 FM さん 男 42歳 H10年度オーナー
    • そばの収穫時、集落の何ヶ所かそばの植えてある田を回った。その時、そばに混じって見たこともない植物が田の中に生えていました。集落の人も何か知らないと言っていました。
    • 私が思うには、日本にない海外の植物が肥料や飼料の中に種として混入していたものが、発芽したのではと思っています。
    • 新聞でも知っていますが、岩座神地区が景観形成地区に指定されました。今回のアンケートにも景観ガイドラインのパンフレットが入っていますが、上記のように外来種が営農を通じて入っているのであれば、警官を保全する観点から対策が必要と思います。
  5. 明石市 YK さん 男 41歳 H9-H10年度オーナー
    • 岩座神はとても自然がいっぱいあって、緑が多く、空気も済んでいて、すごくいい所だと思いました。2年間でしたけど、すごくいい体験が親子ともども出来たと思っています。
    • 先日、サンテレビで岩座神が映されているのを見ました。田植えをされているオーナーの皆さんも楽しそうでしたね。私たちもあんなんだったのかなと思い出しました。
    • これからも頑張って下さい。どうもありがとうございました。
  6. 姫路市 IY さん 女 36歳 H10年度オーナー
    • 問 5 でも触れましたが、稲作=故郷です。また畑もありましたので、土を耕す感触、収穫の喜び等は本当の心の贅沢だと思います。今、世の中がどんどん便利になって土から離れた生活がほとんどですが、できれば子供達と共に土のある生活に戻りたいと思っています。
    • 私の故郷でも休耕田畑が増え、後継者の減少が深刻な問題のようです。岩座神地区の棚田が保たれるためには、相当の努力が必要だと思います。
    • 私たち家族は再び参加させていただく機会はないかもしれませんが、今後もオーナー制が発展しますようにと祈っています。大変お世話になりました。
  7. 大阪市 NK さん 男 35歳 H9年度オーナー
    • 農村と聞くと高齢化社会とは切っても切れないと思います。イベントでは村の老人方と行政の方のみが参加されていて、若い人の参加が見られなかったことに、とてもこれから先は大変だなと感じさせました。
    • 町でもイベントで若い人は集りますが、自分で企画して実行してみようという人は皆目駄目で、中抜けという状態があります。これからのイベントでは、若い人を中心に何かテーマを決めてやらせると、また何か新しいことが出来るかもしれません。
  8. 三木市 TM さん 女 43歳 H10年度オーナー
    • 遠くから見ていると、とても良さそうだけど自分がそこへ入ってみると大変しんどいということはよくあると思いますが、オーナー制というのはおいしいところだけ取れていいかもしれません。
    • 棚田を守っておられる方々のご苦労は少しばかりやったからといって分るものでもありませんが、どうかこれからもあの美しい風景と美味しいお米を後々まで、お子さんへ、お孫さんへ残しつづけて欲しいものです。
    • 農業でも何でもですが、何かを作るというのは人生で最高の喜びだと思います。
  9. 明石市 TT さん 女 53歳 H11年度オーナー
    • 私たちには月に一度、少しの時間だけ手伝う程度でしたが、これを職業としている方は大変な労力がいるのが分りました。腰が痛くなりました。(申し訳ない気持ちです)
    • 私も少しばかり野菜を作っていますが、毎々草取りをしても翌日にはもう生えてる。でも岩座神の方の畑には草が生えていないのにビックリ。教えてください、どうすれば生えなく出来るのか、苦労しています。
  10. 箕面市 TO さん 男 53歳 H11年度オーナー
    • これからは(現代文明は行き過ぎのため)農業が人間の生き方として大切(重要)になってくると思う。中でも棚田は不便な反面、自然の度合いは高く、人間の原点を感じさせてくれる点でよい。農業もあまり機械化し過ぎない方がよい。

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2006 年 4 月 1 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年4月1日

何ということもない土曜日

絵日記 2006-04-01 何ということもない土曜日

特に何ということもない土曜日の午後五時前である。

うちの裏の田圃から岩座神の村を眺めたところだ。

岩座神の棚田は、石垣が綺麗なことと、棚田と住居が混在していることが特徴だ。

そして、真後ろに見えるのが千ヶ峰である。

絵日記 2006-04-01 何ということもない土曜日

かわって、ほぼ同じところから南側を眺めたところ。

田圃が鋤き返されているのがわかるだろう。ほぼ一ヶ月後、ゴールデン・ウィークのころ、水田にして田植えをする。

畔が輝くように白い。これは、畔がコンクリートで固めてあるからだ。数年前、岩座神では、補助金を得て、棚田の畔をすべてコンクリートで塗り固めた。

棚田の風景を写真に収めようとしてやって来るアマチュア・カメラマンたちには、このコンクリートの畔は、すこぶる評判が悪い。草が生えた土の畔の方が絶対に良い、という訳だ。

そういう人たちにとっては、棚田を耕耘しているのが、小さいとは言え、トラクターだったりするのも気に食わないのだと思う。

あなたは、トラクターや田植機やコンバインが写った棚田の写真を見たことがあるか? 無いだろう。彼らは、自分の頭の中にある「棚田」の風景にそぐわない物を絶対に写さない。

農耕牛が鋤を引いていたりしたら大喜びでシャッターを切るのだろうが、そうはイカのキンタマ、タコが引っぱる。申し訳ないが、写真家の都合は二の次だ。

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2006 年 5 月 4 日 (木) 国民の休日

岩座神の絵日記 2006年5月4日

代掻き

絵日記 2006-05-04 代掻き

岩座神では、毎年、ゴールデン・ウィークの頃に田圃の代掻きをする。

代掻きというのは、田圃を水田(泥んこの田圃)にする作業だ。あらかじめ鋤き起しておいた田圃に水を入れ、再び、耕耘して泥田にし、でこぼこを均す。

棚田と言っても、岩座神の田圃はそこそこの大きさがあるので、耕耘にはトラクターを使う。耕耘機を使う家もあるが、それはごく少数だ。

絵日記 2006-05-04 代掻き

田圃に水を入れているところだ。

それぞれの田圃は「ゆね」と呼ばれる水路から水を引入れる。一つの「ゆね」からは、複数の田圃が水を取るようになっているのだが、「ゆね」の水利権には「上が先」という不文律があって、上流側の田圃から先に水を取って良い決りになっている。

そんなわけで、すぐ上の田圃は既に代掻きが終っているのに対して、この田圃は今やっと水を引入れている状態だ。

絵日記 2006-05-04 代掻き

この写真では、「上が先」という決りとは逆に、下の田圃の方が先に水を引入れたように見える。これは、それぞれの田圃の「ゆね」が違うからだ。

水が豊富にある時は良いのだが、そうでない場合には、水利をめぐって喧嘩が生ずることもある。

代掻きが終ると、だいたい、一週間以内に田植をすることになる。

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