2008 年 5 月 24 日 (土)
岩座神の絵日記 2008年5月24日
田植から一週間後の棚田オーナー田
クラインガルテンの管理人さんから、田植をして一週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
それぞれの区画看板といっしょにどうぞ。
2008 年 5 月 24 日 (土)
クラインガルテンの管理人さんから、田植をして一週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
それぞれの区画看板といっしょにどうぞ。
2008 年 6 月 7 日 (土)
前回に引き続いて、クラインガルテンの管理人さんから、田植をして三週間経った棚田オーナー田の様子を写真に撮影して送ってもらいました。
2008 年 6 月 15 日 (日)
6月15日の棚田オーナーの草刈り・肥料散布の様子です。
私は用事で欠席したので、クラインガルテンの管理人さんに写真を撮ってもらいました。
最初に、区画担当のスタッフから、作業の進め方についてのブリーフィング。
田圃の中に入って、肥料を散布する。
無理をすれば、畔から撒くことも出来なくはないけれど、そういう横着はしません。
石垣の草刈り。
棚田オーナーの作業は午前中で終り。午後、岩座神の役員だけで、鹿柵の補修作業が行なわれた。
2008 年 7 月 27 日 (日)
岩座神の夏の恒例行事、案山子祭。
案山子祭と言っても、中身は、オーナー田の施肥や草引き、マンネングサの挿し芽、アマゴつかみ、案山子作りと、いろいろと盛り沢山である。
去年の絵日記では、どの部分を紹介しようかと取捨選択に迷った挙げ句、15枚の写真を掲載して、案山子祭の全容をほぼもれなく記録した。案山子祭の内容は今年もそんなに変っていないので、今回の日記はちょっと手を抜く。詳しいことが知りたい人は、去年の絵日記を見てください(何じゃ、そりゃ)
2007-07-22 岩座神の絵日記 2007年7月22日
アマゴつかみの生簀を準備しているところ。
去年は水量が多すぎたため、川に生簀を作ることが出来ず、公会堂の駐車場にブルー・シートで臨時の生簀を作ったが、やっぱり、本当の川の方が良いね。
早く来たオーナーの人たちが手伝ってくれている。
午前中、棚田オーナーの人たちは、田圃に肥料を散布したり、草を引いたりする。
この肥料は穂肥(ほごえ)と言って、もうすぐ出て来る稲の穂の生育を助けるためのもの。稲の生育状態を見ながら与えないといけないので、区画によっては、担当のスタッフが施肥をすませているところもある。
施肥以外の作業としては、田圃の中に生えている稲以外の草を引き抜いたり、田圃の回りの草刈りをしたりである。
オーナー田の作業と並行して、マンネングサの挿し芽が行なわれる。作業の主体は、神戸大学からの学生ボランティアと、岩座神の年長者(何故か、老人会と言ってはいけないことになっている)。
こちらの方が時間がかかるので、田圃での作業を終えた棚田オーナーの人たちにも手伝ってもらった。
お昼前から、アマゴつかみ大会。
川に準備した天然の生簀に200匹近いアマゴを放して掴み取りする。
これはねえ、アマゴには気の毒だけれど、面白いですよ。
捕まえたアマゴは塩焼きにして食ってしまう。
うまい。冷たいビールがあれば、言うことなし。
昼食は、このアマゴの塩焼きとカレー・ライス。
午後は、のんびりと昼寝をしたり、持ってきた材料で案山子を作ったりする。
川に入って、まだ逃げ延びているアマゴを追いかけている人も沢山いた。
完成した案山子はオーナー田の区画に立てる。
2008-07-27 案山子のポートレート 2008
2008 年 8 月 17 日 (日)
今日は蕎麦の種蒔きの共同作業である。
朝八時、集まって、作業の段取りを打ち合わせる。
手押しの種蒔き機で種を蒔いているところ。
種蒔き機は四台あるのだが、一台は調子が悪くて使えなかった。
一台ずつ分れて作業するよりも、三台まとまって作業する方が、田圃一枚あたりにかかる時間が短くなるので、気分的に楽だな。
なお、種蒔き機を押していない人は、殺虫剤を散布している。
棚田オーナーの人が一組手伝いに来てくれた。
トラクターで蕎麦の種を蒔いているところ。三条分を一度に蒔くことが出来る。
狭い田圃や、出入りが難しい田圃は、トラクターでは作業できないのが難点だ。
*
午後三時頃に作業を完了。
午前中はしのぎやすかったが、午後は暑くてしんどかった。
2008 年 9 月 28 日 (日)
今日は棚田オーナー田の稲刈りとコンサート(棚田の集い)を行なう。
スタッフは朝8時に集まって、役割分担と段取りの確認をする。
稲木の準備とか、コンサートの舞台やテントの設営とか、かなり忙しい。
9時半ごろから棚田オーナーが集まってくる。コンサートに参加するバンドの人たちもやってくる。
10時に公会堂の前で挨拶をした後、各田圃に分れて、稲刈りを開始する。
稲刈り用の鎌(のこぎり鎌)を使って、手で刈る。
彼岸花。
刈った稲は、藁(わら)で束ねて、稲木に架けて天日干しにする。
おっとっと。
稲木は、足の組み方にコツがあって、それを知らないで適当に組むと、こんな具合に倒れるのである。
八月に蒔いた蕎麦の花が満開だ。
12時すぎに稲刈り作業を終えて、棚田の集いの会場に集まって、お昼ご飯を食べる。
テントでは、焼きそば、雑ぜ御飯、飲物(ジュースとビール)を販売している。
自分たちで焼肉の準備をしてくるオーナーさんもいる。
棚田の集いの第一部は、棚田オーナー有志による歌や踊りやスキット。
写真は、E区画のみなさん。ひょっこりひょうたん島の合唱。
恒例になった伊藤さんたちによる韓国の農楽。
これは、見ごたえ、聴きごたえがあります。
第二部はアマチュア・バンドによる演奏。
今年は、INFINITY BEAT、とろレモ、アンジェラの三組。
写真は、岩座神初お目見えの INFINITY BEAT。
「女の子のドラムって、かっこええなあ」とかっちゃん(誰)が言ってた。
とろレモ。とろけるレモンの意味だそうです。
去年と同じように、テントの下での演奏になってしまった。
この中に雨男か雨女がいるんじゃなかろうか。
おなじみのアンジェラ。
今回も、音響設備についてお世話になりました。
舞台を撤収し、後片付けをして、夕方6時半ごろから打ち上げ。
ああ、疲れた。
2008 年 10 月 13 日 (月) 体育の日
秋晴れの好天に恵まれて、棚田オーナーの脱穀作業が予定通り、体育の日に行なわれた。
写真は、稲木で天日干しした稲をコンバインで脱穀しているところ。
ビデオで見ると、もっとよく分る。
さすが、10年目のベテラン、Tさんの仕事ぶりは見事の一言ですね。
脱穀して収穫した籾の袋を運んでいるところ。けっこう重いです。
手伝おうとしたら、「あかん、オーナーさんに重さを味わってもらえ」と制止された。
これを乾燥機に入れて更に水分調整をし、籾摺(もみすり)機に掛けて籾殻を取ると、やっと玄米になる。
棚田オーナーの脱穀作業と並行して、マンネングサの植え付け作業が行なわれた。作業に当たるのは、神戸大学のボランティア学生と、岩座神の年長者。
脱穀作業が終った棚田オーナーにも手伝ってもらう。
午前中で仕事を終って、みんなで豚汁と新米のおにぎりで昼ごはんを食べる。
旨いですよ。
収穫祭会場の遠景。
のんびりとご飯をたべながら、案山子コンテストの投票を行なう。
今年の案山子コンテストの結果は以下の通り。
賞 | 区画 | かかし | 賞品 |
---|---|---|---|
一等賞 | D-3 | おもろー | 岩座神の米(白米) 20 kg |
二等賞 | A-2 | 星 | 15 kg |
三等賞 | F-2 | 米俵とネズミ | 10 kg |
2008-07-27 案山子のポートレート 2008
2008 年 12 月 14 日 (日)
今年最後の棚田オーナー行事、餅搗き大会と藁細工教室(注連縄作り)。
写真は公会堂の裏手。餅米を蒸す釜と蒸籠(せいろ)が準備されている。
同じく公会堂の裏手を反対側から撮影したもの。
臼が三つならんでいる。
こちらは公会堂の下手のスペース。藁細工教室の場所になる。まだ、この上にテントを張らなければならない。
午前10時、公会堂の表側の道路に集まって、開会式。
受付の時に抽選した結果に従って、順番に餅搗きをしてもらう。待っている間は藁細工教室で注連縄を作ってもらうという段取りである。
公会堂の中は、搗いた餅を丸めるための場所として使う。
藁細工教室と餅搗き大会の様子を YouTube にアップロードしたのでご覧下さい。
2009 年 2 月 1 日 (日)
岩座神の年間行事予定表、2009年版です。
済んだ分については「絵日記」を掲載する予定です。
日付 | 種別 | 行事 | 絵日記 |
---|---|---|---|
2009-01-18 (日) | ★ | 蕎麦打ち大会(2008年度) | 絵日記なし |
2009-01-25 (日) | ◎ | 初総会 | 絵日記なし |
2009-02-08 (日) | ○ | 獣害防止柵点検他 | 絵日記なし |
2009-02-28 (土) | ◎ | 親睦研修旅行 | 絵日記なし |
2009-03-01 (日) | -- | 〃(二日目) | -- |
2009-03-08 (日) | ○ | 宮普請 | 絵日記なし |
2009-04-12 (日) | ★ | 対面式 | 2009-04-12 |
〃 | ○ | 棚田保全活動共同作業 | -- |
2009-05-17 (日) | ★ | 田植え祭 | 2009-05-17 |
2009-06-14 (日) | ★ | 草刈り・肥料散布 | 2009-06-14 |
2009-07-05 (日) | ○ | 川刈り・道刈り | 2009-07-05 |
2009-07-12 (日) | ○ | 川刈り・道刈り(予備日) | 中止 |
2009-07-26 (日) | ★ | 草引き・案山子祭 | 2009-07-26 |
2009-08-16 (日) | ○ | 蕎麦種蒔き | 2009-08-16 |
2009-08-30 (日) | ○ | 宮普請(獣害防止柵点検) | 2009-08-30 |
2009-09-27 (日) | ★ | 稲刈り・棚田の集い | 絵日記なし |
2009-10-10 (土) | ◎ | 秋祭宵宮 | 絵日記なし |
2009-10-11 (日) | ◎ | 秋祭 | 絵日記なし |
2009-10-12 (月) 体育の日 | ★ | 脱穀・収穫祭 | 絵日記なし |
2009-10-18 (日) | ★ | オーナー米引き渡し | 絵日記なし |
〃 | ○ | 蕎麦刈取り | 絵日記なし |
2009-10-24 (土) | ○ | 蕎麦脱穀 | 絵日記なし |
2009-10-25 (日) | -- | 〃 | 絵日記なし |
2009-11-15 (日) | ○ | 蕎麦選別・出荷 | 絵日記なし |
2009-12-13 (日) | ★ | 餅つき大会・藁細工教室 | 絵日記なし |
2010-01-24 (日) | ★ | 蕎麦打ち大会(2009年度) | 2010-01-24 |
★印は棚田オーナー行事、○印は住民の出役作業、◎印はその他の行事です。
○印は岩座神住民の義務としての労働という色合が濃いもので、棚田オーナーやクラインガルテン住民に参加が要求されているものではありません。ただし、手伝ってもらうのは何時でも歓迎しています。
なお、天候などに左右されて予定が変更されるかもしれません。
2009 年 4 月 12 日 (日)
10:00から平成21年度の棚田オーナー対面式。
以下がその式次第(司会進行は副農会長兼棚田オーナー担当)。
今年は、講師さんの都合が付かず、農業講演は無し。
写真は、おなじみのさるとる君が自己紹介をしているところ。
今年、13年目の棚田オーナーは、全部で16グループ。経験年数による構成は以下の通り。
経験年数 | グループ数 |
12 | 1 |
11 | 2 |
9 | 3 |
8 | 1 |
7 | 1 |
6 | 1 |
5 | 2 |
3 | 1 |
2 | 2 |
1 | 2 |
平均すると、6.3年。
写真は、電話連絡網の調整など、ブロックごとの打ち合わせをしているところ。
区画看板に、グループ名を記して、思い思いに絵を描いたり、収穫目標量を書いたりして、ブロックごとに記念写真を撮る。
その後、ブロック担当のスタッフと一緒に、抽選で当った区画を確認に行く。
以上で対面式は終了。丁度、お昼前で、流れ解散である。
昼から、先月の宮普請(3月9日)で切り倒した竹の後始末の作業をする。
夕方、へとへとになって、鶏肉とビールで慰労会。
2009 年 5 月 17 日 (日)
午前10時前、岩座神の公会堂に棚田オーナーが続々と集まってくる。
あいにくの雨である。
棚田オーナー制度は今年で13年目だが、田植え祭の日に雨が降ったことは過去に一度しか無い。2004年の田植え祭が雨に見舞われたのだが、そのときは、朝から降っていた雨が10時頃にはほとんど止んだ。
しかし、この日は一日中、雨だった。
A区画。
最初は、スタッフが苗の植え方を教える。しかし、後はオーナーさんに任せて、手を出さない。
B区画。
一つの区画(田圃)はいくつかに分れていて(この区画は6つ)、それぞれのグループが割当ての個所を植えていく。
グループによって人数やスキルにばらつきがあるので、早く植え終わる所と遅くなる所が出て来る。
早く終ったグループには遅い所を手伝ってもらう。作業の開始と終了は区画単位で際をつけて、各グループがばらばらに行動することが無いようにしてもらっている。
C区画。
地元のケーブル・テレビ(たかテレビ)が取材に来ている。
D区画。
他の棚田地域では、たいていの場合、棚田が住宅とは少し離れた所にあるのだが、岩座神では、棚田と住宅が隣接し、混在している。棚田がある所に、住宅も建っていて、これが岩座神の棚田の重要な特徴の一つになっている。
十時過ぎから田植を始めて、正午にはすべての田圃で作業が済んだ。
残念ながら、全員そろってのお昼ご飯は中止。五目御飯の弁当を配布して流れ解散となった。バーベキューのために仕入れた鶏肉は、次回のイベント(肥料散布と草刈り)まで、冷凍して保存する。
とは言え、スタッフは、雨が降ろうが槍が降ろうが、いつものように慰労会をするのである。
この日は、隣の棚釜の村でも、何だっけ、「コスモス祭」とかをやっていたので、「こら、そっちの焼き蕎麦、持ってきてくれ」と出前を頼んだりした。
2009 年 6 月 14 日 (日)
毎年、6月には棚田オーナー行事として、田圃の畦や石垣の草刈と肥料散布を行っている。
地味な行事なので、例年、参加者が比較的少ないのだが、今年は多くの人で賑わった。
田圃の草刈も肥料散布もすぐに終ってしまったので、岩座神の入り口にある公園の草引きもやってもらった。
参加者が多いのには理由があって、それがこれである。
本来は、田植え祭りの昼食に鶏肉のバーベキューを供するのだが、今年は雨のためにそれが出来なかった。それで、今回、その埋め合わせをすることになったのだ。
参加者もスタッフも入り交じって、ビールを飲みながら(ただし運転者は除く)、鶏肉のバーベキューを食って、しゃべる。
一緒に飲み食いして話をするというのは、やっぱり、必要だよねえ。
棚田オーナー行事が終った後の午後3時頃である。
害獣防止柵(鹿柵)の点検と補修作業をする。
大きな穴が開いていた。
これは害獣捕獲檻。
猪や鹿を捕えてくれようという目論見である。
こういうのは、危険なものでもあるし、勝手に設置してはいけないことになっていて、公的な許可が必要であるらしい。