読み物 - キーワード 「岩座神」

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2006 年 7 月 8 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年7月8日

子供会七夕祭

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

公会堂で子供会の七夕祭。

実は、岩座神でこのような七夕祭が催されるのは、近年に無いことで、何十年ぶりの「快挙」と言って良い。

写真は、一所懸命に竹細工の水鉄砲を作っているところだ。最初は子供たちに作らせようという企画だったのだが、作ってみると大人でも結構難しかった。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

七夕なので、笹の飾りは欠かせない。

短冊に願いを書いているところ。

うちの子供たちは「ゲームの時間が無くなりますように」とか何とか書いたそうだ。何とも殊勝な心掛け……という事ではなくて、「ゲームの時間制限が無くなりますように」の書き間違いだろう。祈りが聞き届けられても知らんからね。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

水鉄砲で遊んでいるのは、うちの子供たちだ。

上から下までずぶ濡れになっていた。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

夕食は、流し素麺とバーベキュー。

子供たちには流し素麺が非常に好評だった。普段、家で素麺を食べる場合に比べると、倍ぐらいの量を食べたのでないかと思う。

竹の樋は老人会の会長さんが準備して下さったものだ。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

午後6時50分。

まだ少し明るいのだが、花火で遊ぶ。

小さい子供が多いので、おとなしい線香花火ばかりで、打上げ花火や噴射するやつは無し。

絵日記 2006-07-08 子供会七夕祭

十分に食べて満腹している筈なのだが、もう一度、流し素麺をやったら、またまた、良く食べた。

素麺を流す方は、もっと面白い訳だ。

*

午後8時過ぎに後片付けをして解散。

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2006 年 7 月 9 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月9日

川刈り・道刈り

絵日記 2006-07-09 川刈り・道刈り

先週、雨で流れた「川刈り・道刈り」作業が今日行われた。

「川刈り」は川の岸辺の草刈り、「道刈り」は道路脇の草刈りだ。朝8時から夕方5時過ぎまで、動力刈払機を使って延々と草を刈る。休憩を取りながらではあるのだが、かなりきつい肉体労働だ。

写真は午後3時ごろの休憩の風景。もう、しゃべるのもいや、という感じ。

絵日記 2006-07-09 川刈り・道刈り

14人が三つの班に分れてあちこちで作業をした。僕が入った班はそうでもなかったのだが、お寺の上の方で作業をした人たちは蛭(ヒル)に悩まされたそうだ。

午後5時前。まだ仕事が続いている。

絵日記 2006-07-09 川刈り・道刈り

午後6時前、いつものように鶏肉のバーベキューで慰労会。これだけを楽しみに頑張った訳だ。

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2006 年 7 月 17 日 (月) 海の日

岩座神の絵日記 2006年7月17日

五霊神社夏祭

絵日記 2006-07-17 五霊神社夏祭

五霊神社の夏祭。豊作祈願のいわゆる湯立て祭だ。

この写真は、午前9時前。どしゃ降りの雨を呆然と眺めながら、準備作業の休憩をしているところ。

こんな雨だから、幟旗(のぼりばた)も立てられない。長床(ながとこ、拝殿)の幕も張らずに済ますことになった。それでも、境内の掃除はしっかりとやった。

祭礼は昼からだったが、あいにく、写真を撮るのを忘れた。

おまけに、何かの手違いで、神主さんまで来なかった。

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2006 年 7 月 23 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年7月23日

案山子祭

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

天候が心配されたのだが、予定どおり、案山子祭が行われた。

名前は「案山子祭」だけれど、内容は棚田オーナーの案山子作りにとどまらず、あれこれと盛り沢山だ。

まず、オーナー田の草取りと施肥。田圃の中に入って雑草を引き抜いたり、穂肥(ほごえ)をやったりする。草刈りをやったオーナーもいた。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

オーナー田の草取り・施肥と並行して、マンネン草の挿し芽を作る作業が行われる。

ポリポットに真砂土(まさつち)を入れて、マンネン草を挿し芽する。

これは、棚田オーナーの仕事ではなくて、神戸からやって来る学生ボランティアと村の老人たちとの共同作業だ。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

昼前、オーナー田の草取りと施肥が終ると、子供たちのためのイベント、「アマゴの掴み取り」が始まる。

いつもの年だと大人の参加者も少なからずいるのだが、今年は子供だけだ。この写真ではよく分らないが、先日来の雨で川の水量が増えていたために、アマゴを放す生簀を広く取れなかった。大人は遠慮してもらったのだ。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

昼食はアマゴの塩焼とカレーライス。

アマゴは、確か、250尾用意されていたと思う。今年は、持ってきて、そのまま焼かれたのも多かった筈だ。いつもの年なら、全部、一旦は川に放すのだけれど。

どっちにせよ、アマゴには気の毒なことだ。しかし、旨い。

カレーライスは岩座神の婦人会が大鍋で作ってくれた。

絵日記 2006-07-23 棚田オーナー案山子祭

食事が終ると、棚田オーナーたちは、思い思いに案山子を作り始める。

子供たちの注目を浴びているのは、制作途上の「稲ばうぁー」だ。

とまあ、なかなか、内容の濃い一日だ。

ここに紹介した5枚の写真だけでは、この日の岩座神の賑やかさや、スタッフの忙しさを伝えきれない。

2006-07-23 案山子のポートレート 2006

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2006 年 8 月 5 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年8月5日

出穂

絵日記 2006-08-05 出穂

八月に入ってから暑い日が続いている。ここ二三日は猛暑と言ってよいぐらいに暑い。

稲の穂が出始めた。

写真を撮ったのは、5月9日の絵日記 - 田植えの二枚目の写真、そして、7月2日の絵日記 - 田圃の様子の二枚目の写真と同じ田圃だ。

2006-05-09 岩座神の絵日記 2006年5月9日 2006-07-02 岩座神の絵日記 2006年7月2日

オーナー田では、田植えが少し遅い関係もあって、まだ穂が出ていないようだが、それも、もうすぐだろう。

絵日記 2006-08-05 出穂

稲の穂の近接撮影。花が咲いている。

僕のような素人同然の農家が作っても、このように立派に花を咲かせて、やがて米になってくれる訳だ。何か、申し訳ないような気持ちだ。

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2006 年 8 月 13 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年8月13日

ヘリコプター

絵日記 2006-08-13 ヘリコプター

ヘリコプターで農薬の撒布をしているところ。JA が委託を受けてしている共同防除作業だ。

確か、去年までは、「岩座神では難しいから」という事で、ヘリコプターは使わず、背負い式の撒布機を使っていたと思う。

斜面ばかりだし、電柱や電線などの障害物は多いし、民家が近接しているし、田圃は小さいし、と、悪条件が重なっているから、まあ、ヘリコプターは無理なんだろうなと思っていた。

絵日記 2006-08-13 ヘリコプター

ヘリコプターと言っても、ラジコンの小さな無人機だ。

ただし、ガソリン・エンジンを積んでいて、軽トラックに乗せるには少し大きい。値段は、軽トラックより遥かに高いのだろう。よく知らない。

この狭い場所に着陸して、農薬を積替え、再び離陸して行った。

オペレータが上手なのか、機械が良くできているのか、見ていて惚れ惚れするような綺麗な飛び方をした。ホバリング時の安定感なんか見事なものだった。

オーナー田 D区画

絵日記 2006-08-13 オーナー田の様子

アンパンマンに守られたオーナー田のD区画。

写真でははっきりと見えないが、稲の穂が出ている。ただし、まだ、真っ直ぐに立っている。

A区画など、岩座神でも低い位置の田圃では、穂が重くなって垂れはじめている。

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2006 年 8 月 20 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年8月20日

蕎麦の種蒔き

絵日記 2006-08-20 蕎麦の種蒔き

朝8時から蕎麦の種蒔き作業である。

本当は昨日の午後から種蒔き作業をする予定だったのだが、昨日は朝方に降った雨のために土が濡れていたので作業が出来なかった。

写真は、蒔種機を付けたトラクターで種を蒔いているところだ。耕起と蒔種が一度に出来るので作業効率が良い。

いきなり種を蒔く訳ではなく、一ヶ月ほど前から、何度も土を鋤いたり、除草をしたりして、田圃の準備をする必要がある。

蕎麦は結構手間がかかって大変だ。

絵日記 2006-08-20 蕎麦の種蒔き

こちらの写真は、トラクターで耕起した後、人力の蒔種機(「ごんべえ」という機種名だ)を使って種を蒔いている所。

ちょっと前までは、全部、こうやって人力で種を蒔いていた。これがかなりの重労働なのだ。

全部トラクターでやれば良いようなものだが、トラクターに付ける蒔種機は数に限りがある。全部で6台、すなわち、トラクター2台分しか無い。

それに、蒔種機を付けたトラクターは全長と重量が増えて扱いが難しくなるので、狭い田圃や、出入口が急な坂になっている田圃は、人力で種を蒔かなければならない。

絵日記 2006-08-20 蕎麦の種蒔き

三組の棚田オーナーが蕎麦の種蒔きを手伝ってくれた。

蕎麦に関係した作業は棚田オーナーの行事に組み込まれていないので、全くのボランティアだ。

非常に暑い中、人力の作業の方を手伝ってもらって、本当に有難かった。

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2006 年 8 月 25 日 (金)

岩座神の絵日記 2006年8月25日

蕎麦の発芽

絵日記 2006-08-25 蕎麦の発芽

前の日曜日に蒔いた蕎麦が奇麗に発芽している。

この田圃は、一見、人力で種蒔きをしたように見えるが、トラクターで種を蒔いたものだ。三本の筋が等間隔で並行しているのがその証拠だ。コース取りには苦心したと思う。

手前や右手奥に見えているのは、鹿除けのためのネットだ。

絵日記 2006-08-25 蕎麦の発芽

こちらも、トラクターで種を蒔いた田圃だ。

上の写真と同じように、鹿除けのネットが張られているのが田圃の向う側に見える。

*

なお、この二枚の写真は、クライン・ガルテンの管理人さんからメールで送って貰ったものだ。

*

九月の中頃になると、奇麗な花が咲くだろう。鹿や台風にやられなければ、だけれど。

蕎麦の新芽(クローズアップ)

絵日記 2006-08-27 蕎麦の発芽(クローズアップ)

一枚目の田圃のクローズアップ。

ただし、撮影は、二日後の8月27日。

たった二日のことで、かなり生長したような感じだ。

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2006 年 9 月 10 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年9月10日

雨模様の日曜日

絵日記 2006-09-10 雨模様の日曜日

先週の日曜日は「宮普請」だった。

宮当番は五霊神社境内の清掃と薪(たきぎ)置き場の整備をした。その他の者は、害獣防止柵の点検補修および山林整備作業。

絵日記を付けるべしだったのだが、カメラを持っていくのを忘れて、写真を撮りそこねたのでお休みした。

*

一週間後の今日は雨模様の日曜日となった。

写真は、オーナー田のC区画。黄色く色づいて、稲穂も垂れている。

稲が倒れているのが気になるかもしれないが、これぐらいなら何も問題は無いと思う。

絵日記 2006-09-10 雨模様の日曜日

オーナー田のD区画。

うーむ。

頑張れ、あんぱんまん。

絵日記 2006-09-10 雨模様の日曜日

オーナー田のE区画。

倒伏(とうふく)もあまり見られず、順調に生育している。

オーナー田の稲刈りは9月24日(日)に予定されている。

蕎麦の蕾

絵日記 2006-09-10 蕎麦のつぼみ

一方、蕎麦も順調に生育している。

ほんの二週間前と比べると、ずいぶんと葉の数が増え、背丈が伸びている。

遠目にも、少し白いものが見える。蕎麦の蕾(つぼみ)だ。

絵日記 2006-09-10 蕎麦のつぼみ

蕎麦の蕾のクローズアップ。

結構、ふくらんでいるものもある。もう一週間もすると開花し始めるのではないかと思う。

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2006 年 9 月 16 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年9月16日

「こけ」ひかり

絵日記 2006-09-16 「こけ」ひかり

ああー(ため息)。

よく、こしひかりでなく、「こけ」ひかりだ、と言うのだが、今年は本当によく倒れている。

一昨日(木曜日)から少しづつ稲刈りが始まっているのだが、みんな、難儀している。倒れている上に、先日来続いていた雨で湿っているので、刈りにくくて仕方がない。

僕も昨日(金曜日)、稲刈りをしたのだが、倒れた稲を手作業で起こさなければコンバインで刈ることが出来ず、たくさんの仕残しが出来てしまった。

絵日記 2006-09-16 「こけ」ひかり

今日は明け方に雨が降って、稲が濡れたために、昨日の残りをコンバインで刈ることを諦めた。無理をしても、機械を傷めるだけで、良い結果は出ない。台風が来る前に片付けたかったのだが、仕方がない。

午後、叔父が手助けに来てくれた。幸い、雨は降っていなかったので、倒れのひどい所だけでも、手で刈って稲木に掛けようか、ということになった。

半日、三人で稲を刈って、写真のような稲木干しを五連作った。くたくたである。

蕎麦の花

絵日記 2006-09-16 蕎麦の花

一方、蕎麦は順調で、花を咲かせている。

この写真は、午前中、今日は一日のんびり休むか、と考えていた時に撮ったものだ。

絵日記 2006-09-16 蕎麦の花

蕎麦の花のクローズ・アップ。

まだ蕾も多い。五分咲きぐらいかな。

近付いてきている台風にやられなければ、連休明けから秋分の日ぐらいが一番の見頃だと思う。

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2006 年 9 月 24 日 (日)

岩座神の絵日記 2006年9月24日

棚田オーナー稲刈り

絵日記 2006-09-24 棚田オーナー稲刈り

朝の10時から、棚田オーナーの稲刈り。

のこぎり鎌を使って、手で刈る。

写真は、E区画。

この田圃は稲の倒れが比較的少ない。ローラーで均したように全面ぺったりと倒れている田圃もある。

絵日記 2006-09-24 棚田オーナー稲刈り

刈った稲は藁で束ねて、稲木(いなき)に架けて天日干しにする。

稲の束ね方とか、稲木の組み方とかは、岩座神の年長の人達が指導をする。

一応、オーナー一組の受け持ち区画は決っているのだが、自分たちだけ終れば良いというのでなく、同じ田圃の仲間と協力して作業をしてもらう。

多少早い遅いが生じたが、どの田圃も、お昼までには稲刈りが終った。

絵日記 2006-09-24 棚田オーナー稲刈り

棚田の集いの会場で昼食をとる。

ステージでは、棚田の集いの第二部で演奏を聞かせてくれるバンドがリハーサルをしている。

写真では見えないが、会場には、五目御飯、焼き蕎麦、飲物、わらび餅などを販売するテントも設営されている。

棚田の集い

絵日記 2006-09-24 棚田の集い

午後一時から、棚田の集いが始る。

三年前までは、町(旧加美町)が主催する「棚田コンサート」だった。一昨年、町が主催者を降りて、予算的にも苦しくなったのだが、さあ、それでも無くするのは寂しいよなあ、という事で、岩座神棚田保存会が少し形を変えて行事を引き継いでいる。一昨年と去年は「棚田素人名人会」だったが、今年は「棚田の集い」だ。

第一部は、棚田オーナーの有志による歌や演奏や寸劇など。

写真は、棚田オーナー10年生(という事は、最初の年からずっと参加している)エスさんのグループ。

絵日記 2006-09-24 棚田の集い

同じく古株の「オードブル」の面々。

♪鬼ぃーのパンツは虎の皮ぁー

♪つよいぞー、つよいぞー

♪五ねぇーん穿いても破れないー

♪つよいぞー、つよいぞー

あと二組、紅顔の少年たちの寸劇と、可憐な少女とその弟による漫談があって、とても良かったのだが、勿体ないのでここには載せない。

(じゃあ、この小父さんたちはどうなの、と言うと、まあ、その、もごもご……)

ちなみに、ステージの下でビデオ・カメラを担いでいるのは、地元のケーブル・テレビのスタッフ。

絵日記 2006-09-24 棚田の集い

第二部は、招待したバンドによるコンサート。

今年は、毎年お世話になっているマサバンドと、ブルー・グラスのグリーン・マウンテン・ボーイズと、そして、アンジェラの三組だ。

写真はアンジェラ。「棚田コンサート」の頃、よく商品をかっさらっていたロック・バンドだ。「棚田」をテーマにしたオリジナル曲を三曲聴かせてくれた。

なお、棚田の集いの音響設備の設営と操作は、マサバンドとその仲間の人にやってもらった。

スタッフの反省会

絵日記 2006-09-24 スタッフの反省会

夕方、すべての行事が終って、後片付けもすませると、いつものように、公会堂の裏手で、鶏肉を焼いてビールを飲んで、スタッフの反省会をする。

老人会の人達とか、外部の協力者とか、既に帰った人も大勢いるから、これだけの人数が全てではないが、コアとなるメンバーは大体こんな所だ。

今日はドラム缶の炉で焼くバーベキューではなく、昼食用に販売する焼き蕎麦を作った鉄板焼の屋台を使っている。山野部(やまのべ)部落から借りてきた屋台なのだが、これ良えなあ、うちも欲しいな、などと言っている。

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2006 年 10 月 7 日 (土)

岩座神の絵日記 2006年10月7日

秋祭準備

絵日記 2006-10-07 秋祭準備

朝から総出で五霊神社の秋祭の準備にかかる。

三人の御当人(おとうにん)が、神社の掃除をして、飾付けや供え物の準備をする。残りの者が、曳山車(ひきやま)の飾付けをしたり、参道に提灯や灯篭を立てたり、投光器や豆電球を設置したり、幟(のぼり)旗を立てたり、福引の賞品を買い出しに出かけたりする。

写真は、お宮さんの正面に提灯を吊ろうとしているところ。

朝から雨模様で境内が濡れている。

絵日記 2006-10-07 秋祭準備

昼食は公会堂でみんなで弁当を食う。

写真は、公会堂に付属する倉に収められている曳山車(ひきやま)。一応、飾付けが完了した様子だ。

絵日記 2006-10-07 秋祭準備

境内と参道の掃除、そして注連縄張りは御当人の仕事になっている。

雨が上がってからにしよう、夜までに準備が済んだら良い、などと言って、休憩を長めに取って、うだうだと話し込んだりしていたのだが、天気予報に反して、なかなか雨が降り止まず、結局、濡れながら外回りの仕事をすることになり、時間も押してきてしまった。

写真は、参道の入口にある大杉に注連縄を張っているところ。

準備が終って家に帰ったら、すでに食事が始っていた。妹が子供たちを連れて帰ってきていたり、かみさんの妹が子を連れて遊びに来てくれていたりして、総勢で十一人いた。賑やかな食事は楽しいもんだな。とびきり仕合わせな気分だ。

宵宮

絵日記 2006-10-07 秋祭宵宮

夜の八時すぎにお宮さんに詣る。

宮総代と御当人と区長は礼服で正装して、拝殿に坐って、宮入りを待つ。

他の氏子たちは、公会堂からお宮さんまで、太鼓と鉦(かね)と笛に合わせて唄いながら、曳山車を曳いて登ってくる。ときどき、煎り子を肴にして、茶碗で冷や酒を飲んだりして、急がずに、時間をかけて、ゆっくりと登ってくる。

九時半ごろに宮入り。

ピンぼけの写真で申し訳ない。

十時頃に、餅撒き。

餅撒きの面白さは、写真やビデオでは伝えられない。カメラなんぞ構えて冷静に見ていないで、アドレナリンをどばーっと分泌して、「こっち、こっち、こっち。こっちに撒いてくれー」と叫いたり、目ん玉をひん剥いて這いつくばって、拝殿の床に転がる餅に飛び付いたりしている方が何十倍も楽しい。

今年は自分が餅を撒く方だったから、もっと面白く、気持ちが良かった。

うひょひょひょひょ、どっちに撒いてやろうかな。ん、そっちか。あ、ほれ。今度はこっちか。あ、ほれほれ。うん、呼んだか? 声が小さいな。もう一度呼んでみな。

お大尽の気分である。バラ撒き行政が無くならない訳だ。

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