気象観測設備
概要
- 位置 : 北緯 35° 07′ 34″ 東経 134° 53′ 19″ 標高 297m
- 観測機器 : ACU-RITE 5-in-1 Weather Sensor model 06004 + Display model 06006
(2021 年 10 月 1日まで : Oregon Scientific WMR100N) - 気象データ処理ソフトウェア : Weather Display (& isarigami.net ウェブ・アプリ)
- 観測開始日 : 2013 年 7 月 15 日
(観測データが残っているのは、2013 年 8 月 25 日以降) - ネットワーク・カメラ : SV3C SV-801W-1080P-HX
(2020 年 9 月まで : Panasonic KX-HCM130) - 映像配信開始日 : 2013 年 7 月 22 日
ACU-RITE 5-in-1 Weather Sensor model 06004
家の北側にある畑の隅に立つ気象観測機、ACU-RITE 5-in-1 Weather Sensor model 06004 です。
この観測機が風向、風速、気温、湿度、雨量を計測します。単三アルカリ電池4本で駆動。
観測機を北側から見たところ。向こうに見える二階の部屋に設置してある室内機が無線で観測データを受信します。
ACUR-RITE Display model 06006
二階の部屋に設置された室内ディスプレイ ACU-RITE Display model 06006 です。表面に貼られたフィルムの絵に色が付いており、 バックライトも付いているので、ちょっと見にはカラフルですが、実質的には電卓とそう違わない簡素な LED 画面です。
屋外のセンサーから無線で送信される観測データを受信して表示します。さらに、このディスプレイ自体が気圧計・温度計・湿度計を内蔵しており、それらのデータも表示されます。
下に出ている二本の線は、電源ケーブルと USB ケーブルです。USB ケーブルで PC と繋がるのがこの機種の最大の利点です。
Weather Display
上のディスプレイと USB ケーブルで繋がった PC 上で、Weather Display というソフトウェアがリアルタイムの観測データを受信して、 同時に、1分ごとのデータを記録します。
そして、リアルタイムのデータと1分ごとのデータは isarigami.net のサーバに定期的にアップロードされます。
isarigami.net のサーバでは、アップロードされた1分ごとの観測データをデータベースに格納すると共に、 10分、1時間、1日、1週間、1月、1年ごとの集計データを作成してデータベースに格納します。
最終的に、isarigami.net のページでは、リアルタイムのデータを表示したり、過去のデータをデータベースから読み込んで表示したりしています。
ネットワーク・カメラ
離れの壁に設置したネットワーク・カメラ、SV3C SV-801W-1080P-HX です。
先代の機器
こちらは先代の Oregon Scientific WMR100N の風向・風速計と雨量計。
ポールの根元に置いてあるのが雨量計で、風向風速計とは独立しています。これ以外に、屋外用の気温湿度計が更に独立して在りました。
そして、室内のディスプレイ(右側)と Weather Display 搭載パソコン。写真のパソコンは初代のもので、友人が、もう要らないからと譲ってくれたものです。 二代目と三代目は消費電力の小さいノート・パソコンを使い、現在は四代目です。全部、中古。
これは 2020年9月まで使っていた Panasonic KX-HCM130 というネットワーク・カメラです。
パン(左右の首振り)・チルト(上下の首振り)が出来て面白かったのですが、経年劣化で画質がぼろぼろになったので、現在のものに置き換えました。
謝辞
岩座神気象観測所の初代観測設備は、高田電通工業株式会社の高田剛さんから寄贈していただいたものです。
また、観測機器の設営・設定および観測データ公開について、全面的なご支援をいただきました。
ここに記して感謝の意を表します。